日東システムテクノロジーズ、教育DXを加速する「infoClipper Ver.7.0」を発表

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000147077.html)より

    教育現場の課題に応える新機能

    日東システムテクノロジーズは、学校法人向けWebシステム「infoClipper」の最新バージョンVer.7.0をリリースした。教育のデジタル化が進む中、高等教育機関が直面する課題に対応するため、従来のアプリケーション版からブラウザ版への移行を実現。管理システムからデータ活用システムへと進化を遂げ、教育の質向上を目指すプラットフォームとしての機能を強化している。

    新バージョンでは、18歳人口の減少やグローバル化の進展、第4次産業革命の到来など、高等教育を取り巻く環境の急速な変化に対応するための機能が充実。学力分析や退学者の兆候把握など、データを活用した意思決定支援機能が強化されており、教育機関の戦略的な運営をサポートする。

    業務効率化と学生サービス向上を両立

    infoClipperは、募集から卒業までの業務を一元管理できるWebシステムとして、学校運営に不可欠なツールとなっている。Ver.7.0では、ユーザーインターフェースの改善により、教職員の業務効率化を図るとともに、学生や保護者向けのサービス品質向上も実現。データ入力の簡素化や、情報の可視化機能の強化により、教職員の負担軽減と迅速な意思決定を支援する。

    Webポータルサービスで学校コミュニティを活性化

    infoClipper Webポータルサービスも同時にリニューアルされ、学生・保護者・教職員間のコミュニケーションを促進する機能が強化された。掲示板機能をはじめ、出席登録機能、提出物機能など、多様な機能を統合し、学校業務の効率化と学生・保護者向けサービスの充実を図っている。

    リアルタイムな情報共有で学習環境を改善

    新しいWebポータルサービスでは、リアルタイムな情報共有が可能となり、学生の学習状況や課題の進捗を教職員と保護者が常に把握できるようになった。学生にとっては、自身の学習進捗を視覚的に確認できるダッシュボード機能が追加され、自己管理能力の向上にも寄与すると期待される。

    データ駆動型の教育管理へのシフト

    infoClipper Ver.7.0の導入により、教育機関はデータ駆動型の意思決定プロセスを確立できる。学生の成績データ、出席率、課外活動への参加状況など、多角的な情報を統合・分析することで、個々の学生に最適化された学習支援や、カリキュラムの改善が可能となる。

    AIを活用した予測分析機能

    新バージョンでは、AIを活用した予測分析機能も搭載。過去のデータパターンから、学生の成績推移や中退リスクを予測し、早期の介入を可能にする。教育機関は、事後対応から予防的アプローチへとシフトすることで、学生の成功率を高めることができるだろう。

    教育DXの未来を見据えた開発方針

    日東システムテクノロジーズは、infoClipperの開発を通じて、教育DXの未来を見据えた取り組みを続けている。今後は、ビッグデータ解析やIoTデバイスとの連携など、さらなる技術革新を取り入れ、教育の質向上と学生の学習体験改善を目指すとしている。

    産学連携の促進と就職支援機能の拡充

    教育機関と企業をつなぐプラットフォームとしての機能も強化される予定だ。学生のスキルセットと企業のニーズをマッチングさせる機能や、インターンシップ管理機能の追加により、産学連携の促進と学生の就職活動支援を強化する方針が示されている。

    infoClipper Ver.7.0のリリースは、教育DXの推進において重要なマイルストーンとなるだろう。データを活用した教育の質向上と、学生一人ひとりに寄り添った支援の実現が、今後の高等教育の発展に大きく寄与することが期待される。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    THEIT公式アカウント。日々の主要なITニュースを最速でお届けします。