「日本メニュー表」が食事体験検索を導入、13種類の新タグで店選びが変わる

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000148831.html)より
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    食事体験を重視した新機能の登場

    福岡のベンチャー企業Foodmenu.world株式会社が提供する食事比較アプリ「日本メニュー表」に、新たな検索カテゴリ「食事体験」が追加された。この新機能により、ユーザーは料理や店舗の情報だけでなく、食事を通じて得られる体験や感覚に基づいて飲食店を探すことが可能となった。

    2024年10月8日に発表されたこのアップデートは、10月9日から12日にかけて順次実施される予定だ。新機能の導入により、「日本メニュー表」は単なる料理検索アプリから、より総合的な食体験探索ツールへと進化を遂げることとなる。

    13種類の食事体験タグが追加

    新たに追加される食事体験タグは、以下の13種類だ。

    • がっつり
    • 贅沢
    • 幸せ
    • 感動
    • 堪能
    • スッキリ
    • 発見
    • チャレンジ
    • 安らぎ
    • 家庭的
    • ほっとする
    • 温まる
    • 懐かしい

    これらのタグを使用することで、ユーザーは従来の料理名や食材といった客観的な条件だけでなく、主観的な体験や気分に基づいて飲食店を検索できるようになる。例えば、「がっつり + 定食」や「贅沢 + いちご」、「幸せ + コース料理」といった組み合わせでの検索が可能となり、より細やかなニーズに応えることができるようになった。

    既存カテゴリーとの連携で検索の自由度が向上

    「日本メニュー表」には、すでに多様な検索カテゴリーが存在している。国カテゴリー(和食、洋食、イタリアンなど)、主食カテゴリー(麺やご飯ものなど)、メイン食材カテゴリー(肉料理や魚料理など)、食事名(ラーメンやカレー、もつ鍋など)、食事種類(定食やコース料理、食べ放題など)、味や食欲(ピリ辛やサッパリなど)、食事制限(グルテンフリー、ベジタリアン、ヘルシーなど)、材料・成分(小麦や卵、乳製品など)、アレルギー成分(蟹、そば、海老など)、店の用途(デートや一人で快適など)、店カテゴリー(カフェやレストラン、和食屋など)、ランチやディナーといった時間帯別カテゴリーがある。

    今回の食事体験タグは、これらの既存カテゴリーと組み合わせて使用することができる。例えば、「和食」カテゴリーで検索した後に「ほっとする」タグを追加したり、「コース料理」と「贅沢」を組み合わせたりすることが可能だ。この機能により、ユーザーは自分の気分や状況に合わせて、より柔軟に飲食店を探すことができるようになった。

    多様なユーザーニーズに対応

    「日本メニュー表」の新機能は、様々なユーザーニーズに対応することを目指している。具体的には、以下のようなユーザーに特に便利だと考えられる。

    1. 何か食べたいものがある人
    2. 食事にこだわりたい人
    3. きっかけや欲求から食事を見つけたい人
    4. 条件に合わせて食事を探し、比較したい人

    特に、コース料理や食べ放題のメニュー内容まで詳細に比較したい人や、ベジタリアンやヴィーガンなど食事制限のある人にとって、この新機能は大きな助けとなるだろう。また、観光客がご当地料理を比較したり、食べ比べをしたりする際にも活用できる。

    飲食店オーナーへの影響と機会

    この新機能は、飲食店オーナーにとっても大きな意味を持つ。「日本メニュー表」では、飲食店オーナーが自由に店舗を登録できるシステムを採用している。無料で始められるため、多くの飲食店にとって新たな集客チャネルとなる可能性がある。

    食事体験タグの導入により、店舗は単に料理や価格だけでなく、提供する体験や雰囲気をアピールすることができるようになった。これは、特色ある飲食店や、独自の食体験を提供する店舗にとって、大きなアドバンテージとなるだろう。

    今後の展開と課題

    現在、「日本メニュー表」はまだベータ版の段階にあり、掲載店舗数も限られている。しかし、今回の新機能の導入により、アプリの利便性と魅力が大幅に向上したことは間違いない。

    今後の課題としては、掲載店舗数の拡大が挙げられる。また、食事体験タグの精度向上や、ユーザーからのフィードバックを基にした機能の改善も必要となるだろう。さらに、AIやビッグデータの活用により、より個人化された食事体験の推薦システムの構築も期待される。

    「日本メニュー表」の進化は、単なるアプリの機能向上にとどまらず、私たちの食事の探し方や楽しみ方を変える可能性を秘めている。今後の展開に注目が集まる。

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