メディカルフォース株式会社のCTO畠中翔一氏が、7月23日に開催される「Developers Summit 2024 Summer」に登壇することが発表された。異なる産業向けに2つのSaaSをゼロから開発した経験を基に、ドメイン分析と設計のプロセスについて語る予定だ。
イベント概要と登壇の背景
Developers Summitは、2003年から続くソフトウェア開発者向けの著名なカンファレンスである。今回の夏季イベントは「エンジニアの事業貢献を応援する」をテーマに掲げ、7月23日と24日の2日間にわたって東京・丸の内のJPタワーで開催される。
メディカルフォース社は、異なる産業向けにSaaSを連続して立ち上げる「コングロマリット構想」を掲げるテクノロジー企業だ。自由診療クリニック向けの「medicalforce」と警備事業者向けの「警備フォース」という2つのSaaSを開発・提供している。
畠中CTOの講演内容
畠中氏の講演は「ドメインを分析し、設計に落とし込むには？ 2つのSaaSをフルスクラッチで開発した経験から学んだこと」と題され、7月23日の16時から20分間行われる。全く異なる2つの産業向けのプロダクトを開発した経験から得られた技術的な洞察を共有する予定だ。
メディカルフォース社の事業展開
メディカルフォース社は、2021年に自由診療クリニック向けSaaS「medicalforce」をローンチし、2024年には警備産業向けSaaS「警備フォース」をリリースした。「medicalforce」は電子カルテや予約管理など、クリニックの業務効率化と売上向上を支援する機能を提供し、400以上のクリニックで導入されている。
medicalforceの市場での位置づけ
「medicalforce」は、美容クリニック向けクラウド型電子カルテの導入院数でNo.1のシェアを獲得したと報告されている。この調査結果は、2024年1月に日本マーケティングリサーチ機構が実施したものだ。
今後の展望と業界への影響
畠中氏の講演は、急成長中の組織が直面する技術的課題に対する解決策を提示することが期待される。異なる産業向けのSaaS開発経験を持つCTOの知見は、多くの開発者や企業にとって貴重な情報源となるだろう。
メディカルフォース社の事例は、バーティカルSaaS市場における多角的な事業展開のモデルケースとして注目される可能性がある。今後、他の産業向けSaaSの開発にも着手する可能性があり、その動向が業界内で注目されている。
技術と事業の融合
CTOである畠中氏の登壇は、技術的な側面だけでなく、事業戦略との融合についても言及する可能性がある。SaaS開発におけるドメイン分析と設計のプロセスが、どのように事業の成功につながるのかという点は、多くの聴衆の関心を集めるだろう。
本講演を通じて、SaaS開発における技術的アプローチと事業戦略の関係性について、新たな視点が提供されることが期待される。
