ジンジャー株式会社が7月23日・24日に開催される「第3回 バックオフィスDXPO 東京’24 夏」に出展すると発表した。この展示会は、総務・人事・経理などの管理部門に特化したDX分野で日本最大級の商談型展示会となっている。ジンジャーは「人事・労務システム展」と「経理・財務システム展」の2つのセクションに参加し、クラウド型人事労務システム「ジンジャー」の最新機能や活用事例を紹介する予定だ。
人事労務のDX化を推進するジンジャーの戦略
ジンジャー株式会社は、人事労務業務のデジタル化とシステム化を推進するリーディングカンパニーとして知られている。同社のクラウド型人事労務システム「ジンジャー」は、人事労務・勤怠管理・給与計算などの基本的な人事業務から、人事評価・eラーニングといった高度なタレントマネジメントまで、幅広い機能を一元管理できる統合プラットフォームとして注目を集めている。
今回の展示会では、ジンジャーの各種システムの詳細な紹介やデモンストレーションが行われる予定だ。特に注目されているのが、「Core HRデータベース」を中心とした業務効率化・自動化の仕組みだ。この統合データベースにより、勤怠データから給与計算、さらには社会保険手続きに関する帳票作成まで、一連の業務フローを効率的に処理することが可能になるという。
ジンジャーが提供する多彩なサービスラインナップ
ジンジャーは、人事労務に関する幅広いニーズに対応するため、多様なサービスを展開している。「人事・労務システム展」では、人事労務システム、勤怠管理システム、給与計算システム、人事評価システム、人事データ分析システム、eラーニングシステム、福利厚生システムなど、人事部門の業務全般をカバーするソリューションが紹介される。
一方、「経理・財務システム展」では、経費精算システムとワークフローシステムが展示される。経理部門と人事部門の連携を強化し、バックオフィス全体の業務効率化を図るソリューションとして注目を集めそうだ。
DX時代における人事労務システムの重要性
近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、人事労務分野におけるシステム化の重要性がますます高まっている。従来の紙ベースやエクセルによる管理から、クラウドベースの統合システムへの移行が進んでいるが、その背景には、業務効率化だけでなく、従業員エンゲージメントの向上や戦略的な人材管理の必要性がある。
ジンジャーのシステムは、単なる業務効率化ツールにとどまらず、人事データの分析や活用を通じて、経営戦略に直結する人材マネジメントを可能にする点が特徴だ。例えば、人事データ分析システムを活用することで、従業員の能力や適性を客観的に評価し、最適な人材配置や育成計画の立案が可能になるという。
DX推進における課題と展望
一方で、人事労務システムの導入には課題も存在する。特に中小企業においては、コスト面や既存業務との整合性、従業員の受容性などが障壁となっている場合が多い。
この点について、ジンジャーの担当者は「クラウド型のシステムは、初期投資を抑えつつ段階的に導入できる柔軟性が魅力です。また、ユーザーインターフェースの使いやすさにも注力しており、ITリテラシーの高くない従業員でも抵抗なく利用できるよう設計されています」と説明している。
展示会を通じた新たな可能性の探求
今回の「第3回 バックオフィスDXPO 東京’24 夏」は、人事労務システムの最新トレンドや活用事例を学ぶ絶好の機会となりそうだ。ジンジャーのブースでは、実際のデモ画面を用いた実演が行われるため、システムの具体的な操作感や機能性を直接体験することができる。
人事労務業務のDX化に関心のある企業担当者にとって、この展示会は貴重な情報収集と交流の場となるだろう。ジンジャーの展示内容は、人事労務システムの未来像を示唆するものとして、業界関係者から高い注目を集めている。
バックオフィス業務のDX化が進む中、ジンジャーの展示会出展を通じて、人事労務システムの新たな可能性や活用方法が明らかになることが期待される。企業の競争力強化と従業員満足度向上の両立を目指す上で、こうした先進的なシステムの導入は不可欠になりつつあると言えるだろう。