チエル新製品『Tbridge® エッジキャッシュモデル』でデジタル教科書表示が95%高速化

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000067516.html)より
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    GIGAスクール構想第2期に向けた画期的ソリューション

    チエル株式会社は2024年10月、無線通信可視化・安定化ソリューション『Tbridge®』(ティーブリッジ)の新モデル「エッジキャッシュ機能搭載モデル」をリリースした。GIGAスクール構想第2期を見据え、デジタル教科書の普及に伴う学校ネットワークの負荷増大問題に対応する画期的な製品だ。

    デジタル教科書時代の課題に挑む

    GIGAスクール構想第2期では、デジタル教科書の導入が様々な教科で進むと予想される。一方で、ICT機器の利用拡大に伴うネットワーク通信負荷の増大が懸念されており、環境整備が国から推奨されている。チエル株式会社の新製品は、まさにこの課題に正面から取り組むソリューションと言える。

    エッジキャッシュ機能がもたらす驚異の性能

    『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』の最大の特徴は、デジタル教科書などのコンテンツ通信負荷を大幅に軽減する点にある。最大99%以上のコンテンツをキャッシュし、端末における転送速度を最大95%以上向上させる能力を持つ。

    検証サイトでの圧倒的な効果

    実際の検証サイトでの結果は、その効果の凄まじさを如実に示している。あるサイトでは、キャッシュ率が99.8%に達し、転送時間が1200msから50msへと95.9%も短縮された。別のサイトでも同様に、99.8%のキャッシュ率と93.5%の転送時間短縮が確認されている。

    新機能の詳細と導入のメリット

    『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』は、アクセスしたWebサイトのデジタルデータを一時的に保存し、再アクセス時にはそのデータを利用することで、インターネット回線への負荷を大幅に軽減する。キャッシュするサイトはドメイン単位で指定可能で、一定時間ごとに自動リフレッシュする機能も備えている。

    教育現場のネットワーク管理を支援

    レポート機能も搭載しており、教育委員会や自治体のネットワーク管理者が適切なネットワークアセスメントやモニタリングを実施できる。既存の『Tbridge® 500』または『Tbridge® 1000』を導入済みの場合、オプションライセンスの追加契約でエッジキャッシュ機能を搭載できる点も、効率的なネットワーク環境改善を可能にする。

    Tbridge®の実績と市場展望

    『Tbridge®』シリーズは、これまでに累計2,000台以上を出荷し、国内約10%の自治体教育委員会(約170自治体、約2,000校)で利用されている。GIGAスクール構想第2期に向けた国の支援策も追い風となり、新モデルの需要は一層高まると予想される。

    野心的な販売目標

    チエル株式会社は、令和7年度以降の累計販売目標を800台、売上10億円と設定している。この目標は、教育ICT市場の成長を見据えた野心的なものだと言えるだろう。

    EDIX関西2024での実機展示

    10月2日から開催される教育総合展「EDIX関西2024」では、チエル株式会社のブースにて『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』の実機展示が行われる。来場者は製品の特長や利便性を直接体験できる貴重な機会となるだろう。

    展示会詳細

    EDIX関西2024は、10月2日から4日までインテックス大阪で開催される。入場には事前登録(無料)が必要だ。教育ICTに関心のある方々にとって、最新技術に触れる絶好の機会となるはずだ。

    チエル株式会社の企業理念と今後の展望

    「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」を企業理念に掲げるチエル株式会社。教育市場に特化したICT専業メーカーとして、今後もGIGAスクール構想の推進に貢献していくことだろう。

    教育ICTのリーディングカンパニーとして

    フルデジタルCALLシステムやタブレット対応授業支援システム、クラウド型教材配信サービスなど、教育ICT分野で幅広い製品を展開するチエル株式会社。『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』の成功は、同社の教育ICT市場におけるリーディングカンパニーとしての地位をさらに強固なものにするかもしれない。

    まとめ

    チエル株式会社の『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』は、GIGAスクール構想第2期に向けた画期的なソリューションだ。デジタル教科書の表示速度を大幅に向上させ、学校ネットワークの負荷問題を解決する可能性を秘めている。教育現場のICT化が進む中、このような革新的な技術が果たす役割は今後ますます重要になっていくだろう。

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