NEGGのMTcharge、WeChat Pay導入で訪日中国人の利便性向上。モバイルバッテリーレンタルサービス拡充

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000090955.html)より

    モバイルバッテリーレンタルサービス「MTcharge(エムティーチャージ)」を運営する株式会社NEGGが、2024年9月25日よりWeChat Pay(ウィーチャットペイ)を新規導入した。この導入により、訪日中国人観光客のサービス利用がより簡便になると期待されている。

    目次

    WeChat Payとは 中国で圧倒的シェアを誇る決済サービス

    WeChat Pay(ウィーチャットペイ)は、中国のIT大手Tencentが開発したメッセンジャーアプリ「WeChat(ウィーチャット/微信)」に搭載された決済機能だ。WeChatは中国国内でNo.1のシェアを誇るメッセンジャーアプリであり、ユーザー数は10億人を超える。そのうち、WeChat Payの利用者は8億人に達しており、中国人にとって日常的な支払手段として定着している。

    インバウンド需要に応える戦略的導入

    近年、日本を訪れる外国人観光客、特に中国からの観光客が増加している。NEGGは、この増加するインバウンド需要に応えるため、中国人に馴染みのあるWeChat Payの導入を決定した。この戦略的な判断により、より多くの訪日中国人がMTchargeのサービスを利用しやすくなることが見込まれる。

    MTchargeの利用方法 専用アプリ不要で簡単アクセス

    従来、MTchargeの利用には専用アプリのダウンロードと登録が必要だった。しかし、WeChat Payの導入により、WeChatユーザーは専用アプリをダウンロードすることなく、WeChatのカメラ機能でチャージスタンドのQRコードをスキャンするだけでサービスを利用できるようになった。この簡便化により、訪日中国人観光客がより気軽にモバイルバッテリーをレンタルできるようになった。

    利用者の利便性向上 言語の壁を越えたサービス提供

    WeChat Payの導入は、単に決済方法を増やすだけでなく、言語の壁を越えたサービス提供を可能にする。中国語インターフェースに慣れたユーザーが、日本語の専用アプリをダウンロードする必要がなくなったことで、サービスへのアクセシビリティが大幅に向上した。

    MTchargeのサービス概要 日本でのモバイルバッテリーシェアリングの先駆け

    MTchargeは、スマートフォンなどの充電ができるモバイルバッテリーのレンタルサービスだ。NEGGは、中国でシェアNo.1のモバイルバッテリーレンタルビジネス運営企業と提携し、2024年7月24日から日本でのサービス展開を開始した。

    業界最安値の料金設定で利用者を獲得

    MTchargeの特徴の一つが、業界最安値を謳う料金設定だ。レンタル開始から30分以内の利用であれば、料金は無料となる。この料金設定により、ユーザーが気軽にサービスを試すことができ、結果として利用者の増加につながることが期待される。

    NEGGの今後の展開 パートナー募集でサービス拡大へ

    NEGGは、MTchargeの設置場所を拡大するため、パートナーの募集を積極的に行っている。設置可能な店舗との取引関係がある企業や、新たな収入源を求める個人・法人を対象に、ビジネスチャンスを提供している。

    モバイルバッテリーシェアリングの未来

    モバイルバッテリーシェアリングサービスは、スマートフォンの普及と共に需要が高まっている。NEGGのWeChat Pay導入は、この成長市場でのポジションを強化する動きと言える。今後、同様のサービスが日本国内で拡大していく可能性が高く、競争の激化が予想される。

    MTchargeのWeChat Pay導入は、訪日中国人観光客の利便性を高めるだけでなく、日本のモバイルバッテリーシェアリング市場全体の発展にも寄与する可能性がある。今後のNEGGの展開と、市場の動向に注目が集まっている。

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