FAST SIGNが添付ファイル削除機能を追加、個人情報管理を強化

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000436.000014777.html)より

    電子契約サービス「FAST SIGN」を提供する株式会社マルジュが、新たな機能を追加した。この機能により、契約締結後に相手方から回収した添付ファイルを手動で削除することが可能となった。特に人材派遣業界や雇用契約での利用に適した機能として注目を集めている。

    目次

    FAST SIGNの新機能がもたらす個人情報管理の革新

    FAST SIGNは、多くの企業が雇用契約や業務委託契約の締結に利用している電子契約サービスだ。今回追加された添付ファイル削除機能は、契約締結プロセスにおける個人情報管理を大幅に改善する可能性を秘めている。

    従来、電子契約システムでは、契約書とともに提出された身分証明書やマイナンバーカードなどの添付ファイルを個別に管理することが困難であった。しかし、この新機能により、法令で定められた保管期間が過ぎた後に、必要なファイルのみを選択して削除することが可能となった。

    添付ファイル削除機能の詳細

    新機能は、添付ファイル部分に削除ボタンを設置することで実現された。ユーザーは、この削除ボタンを使用して、不要となった添付ファイルを個別に削除できる。

    この機能は、特にマイナンバーカードなど、一定期間経過後に破棄が義務付けられているデータの管理に有効だ。企業は、法令遵守と個人情報保護の両立を、より効率的に行うことができるようになる。

    FAST SIGNの特長と市場での位置づけ

    FAST SIGNは、固定料金制を採用しているのが大きな特徴だ。プラン内の利用通数であれば、基本料金のみで利用可能となっている。この料金体系により、企業は予算管理を容易に行うことができる。

    また、FAST SIGNは契約書が締結された時点でのみカウントされるため、契約不成立の場合でも無駄な費用が発生しない。この特徴は、特に雇用契約や業務委託契約など、個人を相手とする契約で重宝される。

    無制限の担当者アカウント

    FAST SIGNでは、契約締結を行う担当者アカウントを無制限で登録できる。この機能により、大量の契約書を複数の担当者で効率的に処理することが可能となる。人材派遣業界など、多数の契約を同時に扱う業種にとって、この機能は非常に有用だ。

    FAST SIGNの料金プラン

    FAST SIGNは、企業のニーズに合わせて複数の料金プランを用意している。

    月額プラン

    • 100通まで:月額10,000円(税込11,000円)
    • 500通まで:月額20,000円(税込22,000円)
    • 500通以上:応相談

    年間プラン

    締結件数の月ごとの変動が大きい企業向けに、年間プランも用意されている。

    • 年間1,200通まで:月額10,000円(税込11,000円)
    • 年間6,000通まで:月額20,000円(税込22,000円)
    • 年間6,000通以上:応相談

    電子契約サービスの今後の展望

    電子契約サービスの市場は、デジタルトランスフォーメーションの加速に伴い、急速に拡大している。FAST SIGNのような添付ファイル削除機能の追加は、この市場でのニーズの変化を反映したものと言える。

    今後は、さらなるセキュリティ強化や、AIを活用した契約書の自動チェック機能など、より高度な機能の追加が期待される。また、ブロックチェーン技術を活用した改ざん防止機能の実装なども、業界全体のトレンドとなる可能性がある。

    電子契約サービスは、ペーパーレス化や業務効率化だけでなく、コンプライアンス強化にも貢献する重要なツールとなっている。FAST SIGNのような先進的なサービスが、今後ますます企業のデジタル化を後押しすることだろう。

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