グローバル展開のモンスターラボがPleasanterを採用、日本企業のDX支援強化へ

    Pleasanter
    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000040073.html)より
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    モンスターラボとインプリムが戦略的パートナーシップを締結

    モンスターラボとインプリムは2024年7月24日、オープンソースのローコード開発プラットフォーム「Pleasanter(プリザンター)」の活用を目的としたパートナーシップ契約を締結したと発表した。両社の強みを生かし、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる革新的なソリューションの提供を目指す。

    Pleasanterとは何か デジタル変革を加速させる無料のOSSツール

    Pleasanterは、インプリムが開発した無料で利用可能なオープンソースソフトウェア(OSS)のノーコード・ローコード開発ツールだ。従来の表計算ソフトやパッケージソフトと比較して、柔軟なカスタマイズ性を持ち、企業の業務により適したアプリケーション開発が可能となる。ノーコード・ローコードの特性を活かすことで、フルスクラッチ開発と比べて工数を大幅に削減し、短期間での開発を実現する。また、導入後のユーザビリティやメンテナンス性にも配慮した運用が可能だ。

    パートナーシップの背景と目的 高まる市場ニーズに応える

    近年、企業のデータ活用や業務改善のニーズが高まっている。多くの企業が、従来の表計算ソフトやパッケージソフトから脱却し、自社の業務に最適化されたデータベースやアプリケーションの構築を求めている。しかし、多くのデータベース製品は複雑な機能や高額な管理コストが障壁となり、導入が進まないケースも少なくない。

    モンスターラボの専門知識とPleasanterの融合

    今回のパートナーシップは、こうした市場ニーズに応えるべく締結された。モンスターラボが持つデジタルコンサルティングのナレッジと、Pleasanterの柔軟性を組み合わせることで、企業のDXを効果的に支援する革新的なソリューションの提供を目指す。

    パートナーシップがもたらす価値 両社の強みを活かした相乗効果

    モンスターラボの取締役である宇野智之氏は、「OSSという独自のリリース手法を持ちつつ、ユーザーの声を反映した開発方針と企業利用に耐える信頼性で高い評価を受けるPleasanterを当社のソリューションに加えることで、顧客のDX推進支援をさらに強化できる」とコメントしている。

    グローバルな知見とローカルなニーズへの対応

    モンスターラボは世界19の国と地域でデジタルコンサルティング事業を展開しており、グローバルな知見を有している。一方、Pleasanterは日本発のツールとして、日本企業の業務プロセスやニーズに精通している。両社の強みを組み合わせることで、グローバル水準の技術と日本企業特有のニーズに対応したソリューションの提供が可能となる。

    今後の展開 DX市場の拡大を見据えた戦略

    インプリムの代表取締役である内田太志氏は、モンスターラボの豊富な経験と専門知識がPleasanterの活用をさらに広げ、顧客の多様なニーズに応える大きな力になると期待を寄せている。両社は今後、このパートナーシップを通じてDX市場の拡大を見据えた戦略的な取り組みを展開していくと考えられる。

    中小企業向けDXソリューションの拡充

    特に、中小企業向けのDXソリューション拡充が期待される。Pleasanterの無料で利用可能という特性は、IT投資に慎重な中小企業にとって魅力的だ。モンスターラボのコンサルティング知見と組み合わせることで、中小企業特有の課題に対応したきめ細かなDX支援が可能となるだろう。

    日本企業のDX推進に新たな選択肢

    モンスターラボとインプリムのパートナーシップは、日本企業のDX推進に新たな選択肢を提供する。Pleasanterの柔軟性とモンスターラボのグローバルな知見の融合は、企業規模や業種を問わず、幅広い顧客のデジタル変革を支援する可能性を秘めている。今後の両社の取り組みと、それが日本のDX市場にもたらす影響に注目が集まる。

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