LayerXが新サービス「バクラク勤怠」で人事管理領域に進出、業務効率化と法令遵守を両立

    バクラク勤怠
    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000348.000036528.html)より

    LayerX社が人事管理(HRM)領域に本格参入することを発表した。同社は「バクラク」シリーズの新サービスとして、勤怠管理システム「バクラク勤怠」を今秋にリリースする予定だ。この動きは、企業の人事部門が抱える課題に対応し、業務効率化と法令遵守の両立を目指すものとなっている。

    目次

    「バクラク勤怠」がもたらす革新的な勤怠管理

    「バクラク勤怠」は、従来の勤怠管理システムが抱える問題点を解決し、より効率的で使いやすいサービスを提供することを目指している。直感的なユーザーインターフェースやSlackなどのチャットツールとの連携機能により、勤怠管理にまつわる作業負担を大幅に軽減することが期待されている。

    LayerX社は、ソフトウェアとAI技術を組み合わせた独自のアプローチで、人事管理領域の課題解決に取り組んでいる。将来的には、AI技術を活用して業務をサポートする機能の実装も計画しており、勤怠管理のさらなる効率化が見込まれる。

    事前登録キャンペーンの実施

    「バクラク勤怠」の正式リリースに先立ち、LayerX社は事前登録キャンペーンを実施している。このキャンペーンでは、契約時の利用料金が6ヶ月分無料になるという特典が用意されている。先行利用や機能案内に興味のある企業は、専用フォームから申し込むことができる。

    LayerX社のHRM領域進出の背景

    LayerX社がHRM領域に進出する背景には、既存のユーザーからの要望が大きく影響している。同社は「バクラク」シリーズを通じて、請求書処理や経費精算などの支出管理サービスを提供してきた。その過程で、多くのユーザーから人事管理サービスの提供を求める声が寄せられていた。

    人事管理領域は、法令遵守や給与支払いなど、厳格な対応が求められる分野である。そのため、多くの企業のコーポレート部門にとって大きな負担となっている。しかし、現状ではアナログな対応や複雑なプロセスが多く存在し、業務効率化の余地が大きい。

    LayerX社は、自社の強みであるソフトウェアとAI技術を活用することで、これらの課題を解決できると考えている。「バクラク勤怠」の開発は、この考えを具体化した第一歩と言える。

    「バクラク」シリーズの成長と今後の展望

    LayerX社の「バクラク」シリーズは、2021年1月に最初のプロダクトである「バクラク請求書受取」をリリースして以来、着実に成長を続けている。現在では6つのプロダクトを展開し、導入企業数は10,000社を超えている。

    HRM領域での更なる展開

    「バクラク勤怠」のリリースは、LayerX社のHRM領域における第一歩に過ぎない。同社は今後、勤怠管理以外にも労務管理や給与計算、工数管理などの隣接業務領域へのサービス拡大を計画している。これらのサービスを連携させることで、より包括的な人事管理ソリューションを提供することを目指している。

    LayerX社の今後の展望

    LayerX社は「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションのもと、SaaSとFintechを軸にAI技術を活用したソフトウェア体験の社会実装に取り組んでいる。「バクラク」シリーズの拡大に加え、デジタルアセットマネジメントや大規模言語モデル(LLM)関連技術の活用など、幅広い分野でイノベーションを推進している。

    人事管理領域への本格参入は、LayerX社の事業戦略における重要な一歩となる。同社は「圧倒的に使いやすいプロダクトを届け、ワクワクする働き方を。」というビジョンのもと、組織一丸となってサービスの開発と提供に取り組んでいく方針だ。

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