無料プログラミングスクール「Nexter」が開講、エンジニア不足解消へ新たな一手

    Nexter
    画像:Nexter(nexter-nx.jp/)より

    株式会社Nexilが、未経験者向けの無料オンラインプログラミングスクール「Nexter」を開講した。深刻化するITエンジニア不足に対応し、新たな人材育成の取り組みとして注目を集めている。

    目次

    深刻化するエンジニア不足と「Nexter」の挑戦

    日本の労働人口は減少の一途をたどっており、2030年には約6700万人にまで落ち込むと予測されている。特にIT業界では79万人ものエンジニアが不足すると言われており、人材確保が喫緊の課題となっている。

    このような背景のもと、株式会社Nexilは「次世代の可能性を切り拓く」という経営理念に基づき、「Nexter」の開講に踏み切った。同社はこれまで若年層向けのキャリア支援や採用代行事業を通じて「職の提供」を行ってきたが、今回の取り組みは「スキルの提供」という新たな挑戦である。

    Nexterの最大の特徴は、受講料が完全無料であることだ。経済的負担を気にせずにプログラミングスキルを習得できる環境を整えることで、より多くの人々にITエンジニアへの道を開くことを目指している。

    Nexterが提供する充実のカリキュラムと学習環境

    Nexterは、未経験者が3〜6ヶ月で実践的なプログラミングスキルを習得できるよう設計されている。カリキュラムには、基本的なプログラミング言語の学習だけでなく、実際のプロジェクトを模した実践的な講座も含まれている。

    個別最適化されたカリキュラム

    受講者の適性やスキルに応じて、カリキュラムを柔軟にカスタマイズすることが可能だ。ITエンジニアのスペシャリストを目指すコースや、マネジメントスキルを習得してプロジェクトリーダーやマネージャーとして活躍するためのコースなど、個々のキャリアプランに合わせた学習が可能となっている。

    24時間対応の学習サポート体制

    Nexterは、学習環境にも特別な配慮を行っている。バーチャルオフィスを常時開放し、オンライン上で講師に質問したり、同じ志を持つ仲間と意見交換したりできる環境を整えている。自宅にいながら、同じ空間で学んでいるような感覚を味わえるのが特徴だ。

    さらに、24時間いつでも質問可能なサポート体制を整えており、学習者が躓いた際にもすぐに助けを求められる体制を整えている。このような手厚いサポートにより、挫折することなく学習を継続できる環境が整っている。

    Nexterがもたらす可能性と今後の展望

    Nexterの開講は、ITエンジニア不足解消への新たなアプローチとして注目されている。従来のプログラミングスクールでは、高額な受講料が障壁となり、才能ある人材が学習機会を逃していた可能性がある。Nexterの無料モデルは、そういった経済的な障壁を取り払い、より多くの人々にITエンジニアへの道を開くものと期待されている。

    また、Nexterの修了後は、Nexil社が培ってきた人材紹介事業のノウハウを活かしたキャリア支援も行われる。スキル習得後すぐにITエンジニアとして現場で働けるよう、きめ細かなサポートが提供されるのだ。

    ITエンジニアの需要は今後さらに高まることが予想される中、Nexterのような新しい取り組みが、日本のIT産業の発展と人材育成にどのような影響を与えるのか、業界関係者からも大きな注目を集めている。

    Nexterの今後の展開や成果が、日本のIT人材育成の新たなモデルケースとなる可能性もあり、その動向から目が離せない。

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