アンリツが最新3Dスキャナーと音響カメラをTECHNO-FRONTIER 2024で公開、産業革新へ期待高まる

    FLIR Si124
    画像:アンリツグループ(www.anritsu.com/ja-jp/partner-solutions/products/acoustic)より

    アンリツ株式会社が、2024年7月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催される「TECHNO-FRONTIER 2024 電源システム技術展」に出展する。今回の展示では、最新のハンドヘルド型3Dスキャナーや産業用音響カメラなど、製造業や産業分野に革新をもたらす先進技術が注目を集めている。

    目次

    革新的な3D測定技術が製造業に新風を吹き込む

    アンリツは今回の展示会で、CREAFORM社のハンドヘルド型3Dスキャナー「HandySCAN 3D|MAX Series」を実演展示する。この最新機器は、従来のHandySCAN 3Dシリーズの優れた特徴を継承しつつ、さらに進化を遂げた製品だ。

    高精度と使いやすさを両立した次世代3Dスキャナー

    「HandySCAN 3D|MAX Series」は、ポータビリティに優れながら、高い精度と測定速度を実現している。特筆すべきは、自動車部品や大型の素材など、複雑な形状を持つ大型部品の測定にも対応できる点だ。製造業における品質管理や製品開発のプロセスを大きく変革する可能性を秘めている。

    この3Dスキャナーの登場により、従来は時間と労力を要していた大型部品の寸法測定が、迅速かつ正確に行えるようになる。製造業の現場では、この技術を活用することで生産効率の向上や品質管理の精度アップが期待できる。

    音で見える化する新技術、工場のエネルギー効率化に貢献

    アンリツは、Teledyne FLIR社の産業用音響カメラ「FLIR Si124」も展示する。この革新的な機器は、工場設備からのエア漏れを可視化する画期的な技術を採用している。

    SDGsとカーボンニュートラルへの貢献

    「FLIR Si124」の導入により、工場全体のエネルギー効率を大幅に改善できる可能性がある。エア漏れの検出と修復は、工場のランニングコスト削減だけでなく、CO2排出量の削減にもつながる。この技術は、企業のSDGs達成やカーボンニュートラルへの取り組みを強力にサポートする役割を果たすだろう。

    産業用音響カメラの活用は、従来の目視点検では発見が困難だったエネルギーロスの問題に、新たなアプローチを提供する。この技術の普及により、日本の製造業全体のエネルギー効率が向上し、国際競争力の強化にもつながると考えられる。

    電磁波対策の最前線、ハンドヘルドスペクトラムアナライザの実力

    アンリツは、「フィールドマスタ プロ™ MS2090A」ハンドヘルド・リアルタイム スペクトラムアナライザもパネル展示する。この機器は、電子機器から発生するノイズや電波干渉の調査に威力を発揮する。

    IoT時代の電磁波問題に挑む

    IoTデバイスの普及に伴い、電磁波干渉の問題はますます複雑化している。MS2090Aは、この課題に対する強力なソリューションとなる可能性がある。電子機器メーカーにとって、製品開発段階での電磁波対策は極めて重要であり、この機器の活用により、より高品質で信頼性の高い製品の開発が可能になるだろう。

    産業技術の未来を垣間見る機会

    今回のTECHNO-FRONTIER 2024での展示は、製造業や産業分野に携わる専門家にとって、最先端技術に触れる貴重な機会となる。アンリツが提供するこれらの革新的な技術は、日本の産業界に新たな可能性をもたらすものと期待されている。

    展示会への来場には事前登録が必要となるため、興味のある方は公式サイトでの登録をお忘れなく。産業技術の未来を垣間見る、またとない機会となるだろう。

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