VAIO設立10周年記念、革新的モバイルディスプレー「Vision+」が登場。作業効率を飛躍的に向上

    VAIO Vision+
    画像:VAIO(biz.vaio.com/shop/pages/VJ5VP141P11.aspx)より

    VAIO株式会社が設立10周年を迎えた2024年7月1日、画期的な14インチモバイルディスプレー「VAIO Vision+」を発売した。本製品は、ハイブリッドワーク時代の作業効率向上を目指して開発された。カーボン素材を駆使した超軽量ボディと独自のコンセプトは、VAIOのDNAを色濃く反映している。

    目次

    革新的技術が生み出す超軽量ボディ

    VAIO Vision+の最大の特徴は、その驚異的な軽さにある。14インチサイズ以上のモバイルディスプレーとしては世界最軽量の約325gを実現した。この軽量化を可能にしたのが、熱可塑性カーボン(CFRTP)の採用と独自の立体成型技術だ。

    熱プレスによる立体成型により、ボスやリブを一体化することで、軽量性と堅牢性を両立している。さらに、この製法はCO2排出量の削減にも貢献し、環境への配慮も忘れていない。

    革新的な設置方法がもたらす作業効率の向上

    VAIO Vision+は、従来の左右配置ではなく、上下配置を重視して設計された。この配置方法により、ユーザーの視線移動を最小限に抑え、作業効率を大幅に向上させることが可能となった。

    専用のケーススタンドは、マグネットを利用した簡単な設置と片付けを実現。上下2画面構成だけでなく、左右配置や縦置きにも対応し、多様な作業環境に柔軟に適応する。

    高品質な画面と利便性を追求した仕様

    VAIO Vision+は、16:10のWUXGA(1920×1200ドット)IPS液晶を採用している。この縦長の画面比率により、エクセルなどの表計算ソフトでの作業効率が向上する。

    400cd/平方メートルの高輝度と1200:1のコントラスト比により、屋外での使用時も視認性が確保されている。また、DisplayPort Alternate Modeの採用により、1本のUSBケーブルで電源供給と映像入力が可能となり、煩わしいケーブル類を最小限に抑えている。

    使いやすさを追求した細部へのこだわり

    本体背面には輝度調整ボタンを配置し、環境に応じた明るさ調整を可能にしている。また、電源ボタンを省略し、映像信号の入力を検知して自動的に表示を開始する仕様は、ユーザーの手間を省く工夫といえる。

    新時代のモバイルワークを支えるVAIO Vision+

    ハイブリッドワークが一般化した現在、モバイル環境での2画面作業のニーズは高まる一方だ。VAIO Vision+は、このニーズに応える製品として、高い期待が寄せられている。

    本体とケーススタンドを合わせても約765gという軽量さは、モバイルワーカーの負担を大幅に軽減する。さらに、設置にかかる時間はわずか10秒程度と、機動性も抜群だ。

    VAIO Vision+は、日本のエンジニアリングの粋を集めた製品として、モバイルワークの新たな可能性を切り開くだろう。5万4800円という価格設定は、その革新性を考慮すれば十分に納得できるものだと考えられる。

    VAIOの10年に及ぶ挑戦と革新の集大成ともいえるVAIO Vision+。このデバイスが、ユーザーの作業効率を飛躍的に向上させ、新たなワークスタイルを創出する可能性を秘めている。

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