オプトマの4K対応プロジェクター「UHZ50+」が登場、高画質と長寿命を両立

    UHZ50+
    画像:Optoma USA(www.optomausa.com/product/uhz50)より

    オーエスプラスeは、Optoma(オプトマ)ブランドの新製品として、4K対応プロジェクター「UHZ50+」を2024年6月28日に発売すると発表した。価格はオープンプライスだが、市場での実売価格は税込594,400円前後になると予想されている。本機は、高画質と長寿命を両立させた新世代のホームシアタープロジェクターとして注目を集めている。

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    高性能な4K映像技術を搭載

    UHZ50+は、DLP方式を採用し、0.47型DMDチップを搭載することで4K解像度(3,840×2,160)に対応している。レーザー光源を導入したことにより、2,600ルーメン(ANSI)の明るさと2,700,000:1という高いコントラスト比を実現した。これにより、明るい環境下でも鮮明な映像を楽しむことが可能となっている。

    また、レンズには1.3倍ズームを採用しており、設置の自由度も高い。オプトマ独自のレーザー光源技術により、色再現性にも優れているとされ、映画やスポーツ中継などの高画質コンテンツを存分に楽しめる仕様となっている。

    画質向上技術と長寿命設計

    UHZ50+は、オプトマ独自の「DuraCoreレーザー技術」を搭載している。この技術は、高度なレーザーダイオードのクーリングシステムと防塵デザインを組み合わせることで、長期間使用しても光源の輝度が落ちにくいという特徴を持つ。エコモードを使用した場合、最大30,000時間という長寿命を実現しており、ランプ交換の手間やコストを大幅に削減できる。

    HDR10フォーマットにも対応しており、高ダイナミックレンジ映像を楽しむことができる。さらに、「BrilliantColorテクノロジー」や「ダイナミックブラック」機能により、映像制作者の意図する色彩や、シーンに適したコントラストを忠実に再現することが可能だ。

    ゲーミング性能の向上

    UHZ50+は、ゲーム愛好家にも嬉しい機能を搭載している。「ゲーミングモード」では入力遅延を低減し、「Enhanced Gamingモード」では暗いシーンでも視認性を向上させる。最大240Hzのリフレッシュレートと4.2msの応答速度を実現しており、高速で滑らかなゲームプレイを楽しむことができる。

    HDR対応ゲームコンテンツを検出すると、自動的に「HDR」モードに切り替わる機能も備えており、ユーザーの手間を省きながら最適な映像設定を提供する。

    充実した入出力端子

    UHZ50+は、多彩な入出力端子を装備している。HDMI端子は3基搭載されており、そのうちHDMI1入力はeARC/ARCに対応している。eARC対応のサウンドバーやAVアンプと接続することで、Dolby AtmosやDolby TrueHDなどのロスレス音声フォーマットをHDMIケーブル1本で伝送できる。

    その他、USB Type-A入力2基、光デジタル音声入力、ステレオミニ出力、トリガー出力、USBパワー出力、LAN(サービス用)、D-sub出力、3D SYNK端子なども備えており、多様な機器との接続が可能だ。

    高音質と堅牢性を追求

    本体には10W+10W出力のステレオスピーカーを内蔵しており、外部スピーカーがなくても十分な音質を楽しむことができる。また、IP6X防塵性能を備えた堅牢で気密性の高い筐体設計により、内部への埃の侵入を防ぐと同時に、光漏れも最小限に抑制している。

    市場での期待と今後の展開

    UHZ50+の登場により、家庭用プロジェクター市場に新たな選択肢が加わることになる。4K解像度、高輝度、長寿命、そして豊富な機能を備えたこのモデルは、映画愛好家やゲーマーから高い関心を集めると予想される。

    一方で、約60万円という価格帯は一般消費者にとってはやや高額であり、普及には課題が残る。しかし、長寿命設計によるランプ交換コストの削減や、多機能性を考慮すると、長期的には十分な価値があると言える。

    オーエスプラスeとオプトマは、今後も技術革新を続け、より手頃な価格帯の製品や、さらに高性能なモデルの開発を進めていくものと思われる。UHZ50+の市場での反応を注視しつつ、ホームエンターテインメント市場におけるプロジェクターの位置づけがどのように変化していくか、業界関係者の間で注目が集まっている。

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