日産ムラーノ次期型、2025年デビューへ 新デザインと電動化の可能性も

    日産ムラーノ
    画像:ウィキペディア(ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8E)より
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    日産ムラーノ、グローバルカーとしての進化

    日産の人気SUV「ムラーノ」が、次期モデルの開発を進めている。海外自動車メディア「KOLESA RU」が公開した予想CGによると、従来のデザインを一新し、より未来的な外観を採用する可能性が高い。ムラーノは2002年に北米市場で初代モデルが登場して以来、グローバルカーとして成長を遂げてきた。日本市場では2015年に販売を終了したが、海外では引き続き主力モデルとして人気を博している。

    現行の第3世代モデルは2014年から販売されており、11年ぶりとなる世代交代に向けて開発が進められている。次期型ムラーノは、日産の新しいデザイン言語を採用し、電動化技術の導入も視野に入れているとみられる。

    新デザイン、未来的なフロントマスクを採用

    予想CGによると、次期型ムラーノは従来の「Vモーショングリル」から脱却し、新時代の日産デザインを採用している。フロントマスクには、スリムなヘッドライトとLEDを備えたワイドグリルが配置され、日産の「チルアウトコンセプト」や新型「セレナ」、「ノート」にも見られる未来的なデザインが取り入れられている。

    サイドビューとリアビューは、電動SUV「アリア」に似たスリークなクーペ風スタイリングとなっている。クーペSUVの先駆けとされるムラーノの原点回帰を感じさせるデザインだ。車幅いっぱいに広がるテールライトやルーフマウントのウィングスポイラーは、高級スポーツカーブランドのポルシェを彷彿とさせる雰囲気を醸し出している。

    インテリアの刷新、最新テクノロジーの導入

    次期型ムラーノのインテリアは、特にコックピットのレイアウトが大幅に刷新される見込みだ。メーターパネルとインフォテインメントシステム用ディスプレイを一体化した大型ディスプレイが採用されると予想されている。これにより、運転者はより直感的に車両情報やナビゲーション情報にアクセスできるようになる。

    また、最新のコネクティビティ技術や運転支援システムも導入されると考えられ、ドライビング体験の向上が期待される。

    パワートレインの変更、電動化の可能性

    次期型ムラーノは、コスト削減のため現行モデルの前輪駆動プラットフォームをアップデートして採用すると見られている。パワートレインに関しては、現行のV6エンジンから直列4気筒ターボエンジンへのダウンサイジングが噂されている。

    また、現在のCVTに代わって、トルクコンバータベースの9速オートマチックトランスミッションへの切り替えが行われる可能性がある。この変更により、燃費性能の向上と走行フィーリングの改善が期待できる。

    電動化の可能性

    日産は3月に北米向けに7つの新しい車両の計画を発表しており、その中にはEV、プラグインハイブリッド、「e-Power」ハイブリッドが含まれている。次期型ムラーノに電動化技術が導入されるかどうかは現時点で不明だが、環境規制の強化や市場のニーズを考慮すると、何らかの形で電動化技術が採用される可能性は高いと考えられる。

    2025年デビューへ、日本市場復帰の可能性

    次期型ムラーノのワールドプレミアは2025年と予想されている。グローバル市場での競争力強化を図るため、日産は次期型ムラーノの開発に力を注いでいると考えられる。

    日本市場では2015年に販売を終了しているが、新しいデザインと最新技術を搭載した次期型ムラーノが、10年ぶりに日本市場へ電撃復帰する可能性もある。SUV人気が高まる日本市場において、ムラーノの復活は多くの自動車ファンの期待を集めることになるだろう。

    次期型ムラーノの詳細な仕様や販売計画については、今後の日産からの公式発表を待つ必要がある。しかし、これまでの情報から、次期型ムラーノが日産のSUVラインナップの中核を担う魅力的なモデルとなることは間違いないだろう。

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