ホンダ フリード新型、8年ぶりフルモデルチェンジで進化する人気ミニバン

    フリード
    画像:本田技研工業株式会社(www.honda.co.jp/FREED/)より
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    待望の3代目フリード、デザインと機能性を刷新

    ホンダが2024年6月28日に発売する新型フリードは、8年ぶりのフルモデルチェンジとなる3代目モデルだ。「”スマイル”ジャスト ライト ムーバー」というグランドコンセプトのもと、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマを目指して開発された。

    新型フリードは、2つの異なるテイストのモデルを用意している。標準モデルの「エアー」は、ファミリー向けにクリーンで洗練された印象を持つ。一方、「クロスター」は、アウトドアテイストを盛り込んだアクティブなスタイルが特徴だ。

    洗練されたエクステリアとストレスフリーなインテリア

    新型フリードのエクステリアデザインは、水平基調のヘッドランプとフロントグリル、そしてリアゲートを挟むように配置された縦型のリアコンビランプが特徴的だ。安定感のある台形フォルムが際立つ外観は、ミニバンの新しい基準を示すものと言えるだろう。

    インテリアは、「視覚的ノイズの少ないシンプルな構成」をコンセプトに設計されている。7インチの液晶ディスプレイをステアリングホイールの奥に配置し、メーターパネルの表示は必要最小限の情報に絞り込まれている。運転に集中できる環境を提供しつつ、ゆったりとした気持ちになれる空間を実現している。

    多彩なシートアレンジと充実した収納スペース

    フリード エアーは3列シートを基本とし、6人乗りと7人乗りを用意。一方、クロスター は6人乗りの3列シートと5人乗りの2列シートをラインナップしている。さらに、クロスターにのみ車いす仕様の「スロープ」と「リフトアップシート」が設定されており、多様なニーズに対応できる。

    各種収納スペースも充実しており、形状にも工夫が凝らされている。これにより、日常的な使用はもちろん、長距離ドライブや家族旅行などでも快適に過ごせるだろう。

    先進のパワーユニットと安全技術

    新型フリードは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」と純ガソリンエンジンの2種類のパワーユニットを用意している。e:HEVは、1.5リッター直4エンジンとモーターを組み合わせ、高効率な走りを実現。ガソリンエンジンモデルも、全開加速ステップアップシフト制御付きCVTとの組み合わせで、スムーズな加速を可能にしている。

    安全面では、全グレードに「Honda SENSING」を標準装備。フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを活用した先進の安全運転支援システムにより、ドライバーと同乗者の安全を守る。

    市場への影響と今後の展望

    新型フリードの登場は、コンパクトミニバン市場に大きな影響を与えると考えられる。8年ぶりのフルモデルチェンジによる大幅な進化は、競合他社のモデルとの差別化を図るものだ。特に、2つの異なるテイストのモデル展開は、より幅広い顧客層の獲得につながる可能性がある。

    また、e:HEVの採用は、環境性能の向上と燃費改善を実現し、持続可能なモビリティの提供という観点からも評価できる。安全技術の標準装備は、ファミリーカーとしての信頼性をさらに高めるだろう。

    新型フリードは、変化する社会のニーズに応えつつ、ホンダの技術力と設計思想を体現した車両と言える。今後、このモデルがコンパクトミニバン市場でどのような評価を受け、どのように進化していくか、注目される。

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