新スマートリモコン「Nature Remo Lapis」で快適な暮らしと節電を両立、auでんきとの連携サービスも開始

    Nature Remo Lapis
    画像:nature.global(https://shop.nature.global/products/nature-remo-lapis)より
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    Nature社が次世代スマートリモコンを発表

    Nature社は7月5日、新しいスマートリモコン「Nature Remo Lapis」を発売すると発表した。価格は7,980円(税込)で、節電・快適・健康をコンセプトに開発された製品だ。

    新モデルの最大の特徴は、ユーザーの生活パターンや節電意向を学習し、自動で最適な環境制御を行う点にある。「がんばらない節電」を実現するため、オートエコ機能やコスパ起動、消し忘れアラートなどの新機能が搭載されている。

    AIが学習し、個別最適化された節電プランを提供

    Nature Remo Lapisは、ユーザーのエアコン使用履歴や室温変化、節電に対するフィードバックなどを分析し、個々人に最適化された節電プランを作成する。

    オートエコ機能では、ユーザーが1〜3の範囲で節電の強さを選択するだけで、AIが自動的にエアコンを制御。室温予測に基づいた制御を行い、快適性を損なわずに効果的な節電を実現する。大阪大学との共同研究により、さらなる機能向上も進められている。

    健康管理機能の充実で、暮らしの質を向上

    Nature Remo Lapisは、単なる節電デバイスにとどまらず、ユーザーの健康管理にも貢献する機能を搭載している。熱中症アラートや快適指数表示、バイタルデータ連携など、体調管理に役立つ機能が順次リリースされる予定だ。

    これらの機能は、高齢者の見守りや、持病を持つ人の体調管理にも活用できる可能性がある。スマートリモコンが単なる家電操作の便利ツールから、生活の質を向上させる重要なデバイスへと進化していることがうかがえる。

    デザインにもこだわり、自然との調和を表現

    Nature Remo Lapisは、機能面だけでなくデザイン面でも大きな進化を遂げている。「Live with Nature」をコンセプトに、実際の海辺の石を3Dスキャンして形状を再現。製造過程で生まれる個体差を逆手に取り、一つとして同じものがない独特の質感を実現した。

    パッケージデザインや専用アプリの UI にも自然をモチーフとしたデザインが採用され、製品を通じて自然とのつながりを感じられるよう工夫されている。

    auでんきとの連携で、さらなる節電効果を実現

    Natureは、auエネルギー&ライフと共同で「スマート節電 with Nature Green」サービスを開始。auでんき契約者は月額550円(税込)でNature Remo Lapisを利用できる。

    このサービスでは、電気料金や使用量の予測をNatureアプリ上で確認できるほか、節約効果のシミュレーションも可能だ。1か月の無料お試し期間も設けられており、ユーザーは実際の効果を体感した上で契約を決められる。

    今後の展開と業界への影響

    Nature Remo Lapisの登場は、スマートホーム市場に大きな影響を与える可能性がある。AIによる最適化や健康管理機能の統合は、今後のスマートホームデバイスの標準になるかもしれない。

    また、電力会社との連携サービスは、エネルギー業界とIoT業界の融合を示す好例と言える。今後、さまざまな業種を横断したサービス展開が加速する可能性がある。

    Nature社の塩出氏が語るように、利便性とエネルギー効率を両立させた製品開発は、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩だ。Nature Remo Lapisの成功如何によっては、家電業界全体の方向性に影響を与える可能性もあるだろう。

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