ASUS、軽量990gの有機ELノートPCなど新型ExpertBook 3機種を発表

    ExpertBook
    画像:ASUS(www.asus.com/jp/business/laptops/expertbook/)より
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    軽量化と高性能を両立したExpertBook B9 OLED

    ASUS JAPANは、ビジネス向けノートPCシリーズ「ExpertBook」の新モデル3製品を発表した。今回の新製品ラインナップは、ビジネスユーザーの多様なニーズに応えるべく、軽量モデルから多機能モデル、そして高いコストパフォーマンスを実現したモデルまで、幅広い選択肢を提供している。特に注目を集めているのが、驚異的な軽量化を実現したExpertBook B9 OLEDモデルだ。

    約990gという軽量ボディに14型の有機ELディスプレイを搭載したExpertBook B9 OLEDは、ビジネスノートPCの常識を覆す画期的な製品と言える。モバイルワークが一般化する現代のビジネス環境において、このような軽量化は、ユーザーの利便性を大きく向上させる要素となるだろう。

    高品質ディスプレイと高性能プロセッサの搭載

    有機ELディスプレイは2880×1800ピクセルの高解像度に対応しており、色鮮やかで美しい映像表現が可能となっている。ビジネスシーンでのプレゼンテーションや、クリエイティブな作業においても威力を発揮するだろう。

    プロセッサには第12世代のIntel Coreプロセッサを採用し、Core i5 120UとCore i7 150Uの2種類のモデルをラインナップしている。メモリとストレージの容量も、それぞれ16GB/32GBと512GB/1TB SSDと、ユーザーのニーズに合わせて選択できる構成となっている。

    充実した接続性と拡張性

    ExpertBook B9 OLEDは、軽量化を追求しながらも接続性や拡張性を犠牲にしていない。ギガビット有線LANやWi-Fi 6E無線LANを搭載し、高速なネットワーク接続を実現。さらに、HDMI出力端子やThunderbolt対応のUSB Type-Cポートも備えており、外部ディスプレイやその他周辺機器との接続も柔軟に行える。

    ビジネスユーザーにとって、軽量性と拡張性の両立は非常に重要だ。ExpertBook B9 OLEDは、この両者のバランスを高いレベルで実現しており、モバイルワークの生産性向上に大きく貢献すると考えられる。

    多様なニーズに応えるExpertBookシリーズの新展開

    ASUSは今回、ExpertBook B9 OLEDに加えて、2つの新モデルを同時に発表した。これらの新製品は、それぞれ異なる特徴を持ち、様々なビジネスシーンや予算に対応できるラインナップとなっている。ビジネスPCに求められる要素が多様化する中、ASUSはユーザーに幅広い選択肢を提供することで、市場でのシェア拡大を狙っているものと考えられる。

    柔軟な使用が可能なExpertBook B5 Flip

    ExpertBook B5 Flipは、ディスプレイを360度回転させることでタブレットスタイルでの使用が可能なフリップ機構を採用している。14型のフルHD液晶ディスプレイを搭載し、タッチ操作にも対応しているため、従来のノートPCとしての使用に加え、タブレットとしても活用できる。

    プロセッサには第13世代のIntel Core i5-1340PとCore i7-1360Pを採用。高い処理能力を持ちながら、フリップ機構による柔軟な使用が可能なため、様々なビジネスシーンに対応できる汎用性の高いモデルと言える。

    コストパフォーマンスに優れたExpertBook B5

    ExpertBook B5は、14型フルHD液晶ディスプレイを搭載したスタンダードなビジネスノートPCだ。第13世代のIntel Core i5-1335UとCore i7-1355Uを搭載し、十分な処理能力を確保している。

    他の2モデルと比較すると、やや抑えめの価格設定となっているが、ビジネス用途に必要な機能は十分に備えている。コストパフォーマンスを重視するユーザーや、大量導入を検討している企業にとっては魅力的な選択肢となるだろう。

    ビジネスPCの新たな可能性を示すASUSの戦略

    ASUSは今回の新製品発表により、ビジネスPC市場における自社の存在感を高めようとしている。特に、ExpertBook B9 OLEDの軽量化技術は、他社製品との差別化を図る上で大きな武器となるだろう。この軽量化技術は、ASUSが長年培ってきた設計ノウハウと最新の材料技術の融合によって実現されたものと考えられる。

    また、フリップ機構を採用したモデルやスタンダードなモデルも同時に展開することで、幅広いユーザーニーズに対応しようとする姿勢が見て取れる。ビジネスPCの多様化が進む中、ASUSの今回の戦略は時代の要請に応えるものと言えるだろう。

    さらに、各モデルに最新のIntel Coreプロセッサを採用していることも注目に値する。高性能プロセッサの搭載により、ビジネスアプリケーションの快適な動作や、AIを活用した新しいワークフローにも対応できる可能性が高まっている。

    今後のビジネスPC市場では、軽量化や多機能化、高性能化といったトレンドがさらに加速すると予想される。ASUSがこの流れにどのように対応し、さらなる革新を生み出していくのか、業界関係者からも注目が集まっている。特に、今回の軽量化技術をさらに発展させ、他のモデルにも適用していくのか、あるいは新たな機能や技術を導入していくのか、今後のASUSの動向が注目される。

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