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JALインフォテックがDX支援事業を本格展開
JALグループのIT中核企業であるJALインフォテックは、長年培ったデジタル技術とノウハウを活かし、企業・自治体向けのDX支援サービスを開始した。kintoneを活用した業務改革支援を軸に、グループ内で実績のある開発手法と運用ノウハウを外部組織へ提供することで、日本全体のDX推進に貢献する方針である。
Cybozu Daysで注目を集めたJALの取り組み
11月7日から8日にかけて幕張メッセで開催された「Cybozu Days 2024」において、JALインフォテックは初のブース出展を実施。2日間で約500名が来場し、JALグループにおけるkintone活用事例に高い関心が寄せられた。展示会全体の来場者数は7,783名、出展企業は126社を数え、ノーコード開発への注目の高さが伺える結果となった。
JALグループが実践するDX成功のポイント
JALグループは社内でkintoneを活用し、業務効率化や顧客サービスの向上を実現してきた。特に、現場主導の開発アプローチと、全社的な推進体制の構築が成功要因として挙げられる。グループ全体で培ったノウハウを体系化し、外部組織への展開を図る。
12月12日開催のオンラインセミナーで事例を公開
JALインフォテックは12月12日14時より、初のkintone活用セミナーを開催する。セミナーではJALグループ内での具体的な活用事例や、導入から運用までのノウハウを詳しく解説。特に「おもてなし開発推進」の実践例を中心に、業務改善とDX推進のポイントを紹介する予定である。
JALインフォテックが提供する支援内容
同社が提供するソリューションは、PC・資産管理からセキュリティ、ICTインフラ、コールセンター運営まで多岐にわたる。特にノーコード・ローコード開発分野では、JALグループでの実践経験を活かした支援プログラムを用意。企業規模や業種を問わず、効果的なDX推進を支援する体制を整えている。
今後の展開と期待される効果
JALインフォテックは、今回のサービス開始を契機に外販事業の拡大を本格化する。航空業界で培った高品質なITサービスと、kintoneを活用した業務改革ノウハウを組み合わせることで、企業・自治体のDX推進に新たな選択肢を提供することが期待される。