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世界的な音楽配信サービスSpotifyの2024年総括ランキング発表
世界6億4,000万人以上が利用するSpotifyは、2024年の音楽配信データを分析し、世界と日本の年間ランキングを発表した。今年は特に日本のアーティストの世界進出が目覚ましく、音楽シーンに大きな変革をもたらした年となった。
Creepy Nutsが日本音楽史に新たな1ページを刻む
「Bling-Bang-Bang-Born」は、国内と海外の両部門で最も再生された楽曲となり、Spotify日本史上初の快挙を達成した。国内では史上最速で3億回再生を突破し、125日間連続でデイリーチャート1位を維持。アメリカや中南米、ヨーロッパでも同時多発的なバイラルヒットを記録し、グローバルチャートで最高52位を記録した。
日本の音楽シーンを席巻したアーティストたち
Mrs. GREEN APPLEが2年連続で国内最多再生アーティストとなり、トップチャートで163週連続1位という記録を更新。YOASOBIは4年連続で海外最多再生の日本アーティストに輝き、「夜に駆ける」は総再生数6億3,200万回を突破して国内楽曲最高記録を更新し続けている。
世界の音楽シーンを牽引したアーティスト
テイラー・スウィフトが2年連続で世界最多再生アーティストとなり、年間総再生回数266億回を超える記録を打ち立てた。サブリナ・カーペンターの「Espresso」は16億回以上の再生を記録し、年間最多再生楽曲となった。
日本のポップカルチャーが世界に与えた影響
アニメ音楽の世界的な人気は一層の高まりを見せ、「呪術廻戦」の楽曲をはじめとするアニメ関連楽曲が海外チャートで上位を占めた。また、「ペルソナ」シリーズのゲーム音楽も世界的な支持を集め、アトラスサウンドチームが海外アーティストランキング3位に急浮上した。
新たな展開とユーザー体験の進化
今年は「Spotifyまとめ2024」の一環として、ZOZOとのコラボレーションによるTシャツ販売や、渋谷でのポップアップイベント開催など、音楽体験の新しい形を提案。ポッドキャストコンテンツも充実を図り、「あのと粗品の電電電話」が80万人以上の新規リスナーを獲得するなど、着実な成長を遂げている。