モトローラ、「moto g」シリーズの最新モデルを投入
モトローラ・モビリティ・ジャパンが6月20日に発表した「moto g64」は、同社の人気シリーズ「moto g」の最新作だ。このモデルは、前機種「moto g53」の後継機として位置づけられている。モトローラは、ハイエンドから普及帯まで幅広い製品ラインナップを展開しているが、「moto g64」はミッドレンジ市場を狙った戦略的な製品と言える。
新モデルの発売日は6月28日に設定されており、モトローラ公式の「MOTO STORE」やAmazon.co.jp、その他の国内オンラインショップ、家電量販店、MVNO事業者などで販売される予定だ。市場想定価格は税込3万4800円と、高機能ながらも手頃な価格帯に設定されている。カラーバリエーションは「スペースブラック」と「シルバーブルー」の2色展開となっており、ユーザーの好みに合わせて選択できる。
進化した性能と洗練されたデザイン
「moto g64」は、前モデルから大幅な進化を遂げている。本体サイズは高さ約161.56mm×幅73.82mm×奥行き7.99mmと、コンパクトながらも十分な画面サイズを確保している。重量は約176.6gで、片手で持ちやすい設計になっている。
ディスプレイは6.5インチのFHD+パネルを採用し、120Hzのリフレッシュレートを実現している。高いリフレッシュレートにより、スムーズな画面遷移やゲームプレイが可能となり、ユーザーエクスペリエンスの向上が期待できる。
高性能プロセッサとメモリ構成
本機のプロセッサとしてMediaTekの「Dimensity 7025」を採用している。この選択により、5G通信やAI処理など、最新のスマートフォンに求められる高度な機能を効率的に処理できる。RAMは8GB、内部ストレージは128GBと、一般的な使用には十分な容量を確保している。さらに、最大1TBのmicroSDカードにも対応しており、大容量のデータや多数のアプリケーションを保存したいユーザーにも安心だ。
進化したカメラ機能と独自の充電技術
「moto g64」のカメラ性能も注目に値する。背面には約5000万画素のメインカメラと200万画素のマクロカメラを搭載し、多様な撮影シーンに対応できる。前面カメラは1600万画素で、高画質なセルフィーや動画通話が可能だ。
バッテリーは5000mAhの大容量を誇り、モトローラ独自の充電規格「TurboPower」を採用している。30Wの急速充電に対応しており、短時間での充電が可能となっている。この機能は、常に充電を気にしながらスマートフォンを使用する必要がある現代のユーザーにとって、大きな魅力となるだろう。