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不動産クラウドファンディング・オブ・ザ・イヤー2024開催決定
株式会社レプスが運営する不動産クラウドファンディングポータルサイト「ファインディングファンド」は、優れたファンドやサービスを表彰するアワード「不動産クラウドファンディング・オブ・ザ・イヤー2024」の発表イベントを2024年12月12日に開催することを発表した。同時に、「不動産クラウドファンディング・オブ・ザ・イヤー2024 大賞」部門のエントリー期限を2024年11月20日まで延長することも決定した。
このアワードは、不動産クラウドファンディング業界の透明性向上と一般認知度の拡大を目的として創設された。近年、不動産クラウドファンディング事業者が増加しているが、ユーザーにとって優良なファンドやサービスを見分けることが難しい状況がある。また、業界の裾野は広がっているものの、一般への認知度はまだ低い。
アワードの概要と開催部門
正式名称は「ファインディングファンドアワーズ 不動産クラウドファンディング・オブ・ザ・イヤー2024」であり、開催部門は「不動産クラウドファンディング・オブ・ザ・イヤー2024 大賞」と「ユーザーズベスト」の2部門となる。発表イベントは東京都内でのオフラインイベントとオンライン発表を併用して行われる予定だ。
大賞部門では、2024年11月までに償還を終えたファンドの中から1ファンドが選定される。審査基準には事業の独自性、透明性、資金調達力、ファンドの運用能力などが含まれ、総合的に評価される。審査プロセスは不動産鑑定士による一次審査、専門家による二次審査を経て、ノミネート企業の発表、最終的な大賞発表という流れで進行する。
エントリー条件と審査プロセス
エントリー対象となる事業者は、不動産特定共同事業の免許を所有し、2023年12月から2024年11月の間にファンドの募集を行っている事業者である。対象ファンドは2024年11月20日までに元本の償還が終わっているものとなる。エントリー期間は2024年5月29日から11月20日までで、エントリー費用は無料となっている。
審査委員会には不動産小口化やクラウドファンディングに精通した専門家が招かれ、透明性、安全性、利便性、社会貢献度などの観点からファンドを評価する。この評価結果に基づいてノミネートファンドが決定される。
ユーザーズベスト部門の特徴
ユーザーズベスト部門は、投資家の声を直接反映させるユニークな賞である。ファインディングファンドに投稿された出資証明付きのクチコミ情報をもとに、おすすめ度の平均値が高いサービス上位5社が選定される。恣意的な投票を防ぐため、最低クチコミ件数を20件と設定している。クチコミの集計期間は2023年12月から2024年11月までとなっている。
このアワードの開催により、不動産クラウドファンディング業界の健全な発展と、投資家にとってより良い投資環境の創出が期待される。業界関係者だけでなく、一般の投資家や不動産に関心のある人々にとっても、注目すべきイベントとなるだろう。