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finalが革新的フラッグシップヘッドホンD8000 DCシリーズを発表、音質と快適性の新境地へ
国内オーディオメーカーfinalが、長年の技術革新と顧客フィードバックを結集した新フラッグシップヘッドホン「D8000 DC」と「D8000 DC Pro Edition」を2024年12月中旬に発売することを発表した。両モデルは、独自の振動板制動技術「AFDS:エアフィルムダンピングシステム」を搭載し、音質と装着感の両面で大幅な進化を遂げている。
D8000 DCは、7年以上にわたり累計2000台以上を出荷したロングセラーモデルD8000の後継機として開発された。一方、D8000 DC Pro Editionは、録音のプロフェッショナルからの要望に応えて、より大音量での聴取に適した音質調整が施されている。
両モデルともに、ドライバーユニットの振動板製造技術を一から見直し、AFDSのパンチングメタルの設計を全面的に刷新。さらに、ドライバー前方のマグネットを取り除くことで開口率を約70%向上させ、音の透明度と開放感を大幅に改善している。
革新的な設計と材質選択による快適性の向上
新モデルでは、イヤーパッドの厚さを1.5倍に増加させ、音響空間の容積を拡大。特殊和紙を採用した生地により、ドライな着け心地と密閉感のない快適性を実現している。また、アルミマグネシウム合金の切削筐体を採用し、約100gの軽量化に成功。長時間の使用でも疲れにくい設計となっている。
D8000 DCは、従来の開放感と量感のある低域、繊細な高域を継承しつつ、一音一音の精細さと広大なサウンドステージを実現。D8000 DC Pro Editionは、人間の聴覚特性に合わせて、大音量時の低域の聴こえやすさを調整している。
両モデルとも、高品質な着脱式ケーブルを同梱。D8000 DCには新開発のOFCブラックケーブル、D8000 DC Pro Editionにはシルバーコートケーブルが付属する。さらに、持ち運びに便利な専用プロテクトケースも同梱されており、セキュリティキーによる施錠も可能だ。
finalの技術力の結晶、オーディオファンの期待に応える
finalの代表である細尾満氏は、「7年以上の歳月をかけて開発したD8000 DCシリーズは、当社の技術力の集大成です。原点に立ち返りながら、蓄積してきた知見と技術を進化させ、全てを刷新しました。オーディオファンの皆様に、新しい音楽体験をお届けできることを心から楽しみにしています」とコメントしている。
D8000 DCの価格は548,000円(税込)、D8000 DC Pro Editionは598,000円(税込)で、final公式ストアや全国の家電量販店、イヤホン・ヘッドホン専門店で販売される。予約は2024年11月2日から開始され、多くのオーディオ愛好家から注目を集めている。
finalの新フラッグシップヘッドホンD8000 DCシリーズは、高音質と快適性を追求した日本のオーディオ技術の粋を集めた製品と言える。音楽をより深く、より豊かに楽しみたいオーディオファンにとって、待望の新製品となるだろう。