BOCCO emoが健康管理を変える、血圧計・体重計と連携し自動記録機能を搭載

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000229.000015618.html)より
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    ユカイ工学が新たな健康サポート機能を発表

    ユカイ工学株式会社は、コミュニケーションロボット「BOCCO emo」に新たな健康管理機能を追加したと発表した。2024年9月5日から提供を開始するこの機能により、BOCCO emoはヘルスケア機器と無線接続し、血圧や体重の測定を促すとともに、結果を自動で記録することが可能となる。

    この新機能は、多くの利用者から寄せられた「簡単に健康データを記録したい」「毎日の健康測定を習慣化したい」という要望に応えるものだ。BOCCO emoに血圧計や体重計などのヘルスケア機器を無線接続することで、測り忘れを防ぎ、記録の手間を大幅に軽減する。ユカイ工学はこの機能により、日々の健康管理の習慣化をサポートすることを目指している。

    BOCCO emoによる健康管理の新しい形

    測定時間のリマインド機能

    BOCCO emoは、予め設定した血圧や体重の測定時間になると、ユーザーに声掛けを行う。「血圧を測る時間だよ」といった音声メッセージにより、ユーザーは測定を忘れることなく、日々の健康管理を継続できるようになる。この機能は特に、日常生活に追われがちな現代人や、物忘れが増えてきた高齢者にとって有用だと考えられる。

    測定結果の音声フィードバック

    ユーザーがヘルスケア機器で測定を行うと、BOCCO emoは「計測ありがとう」と声をかけた後、先週の平均値との差を音声でお知らせする。この機能により、スマートフォンの操作が苦手な高齢者でも、自身の健康状態の変化を簡単に把握することが可能となる。数値の変化を知ることで、ユーザーの健康意識が高まり、生活習慣の改善につながることが期待される。

    自動記録機能の利点

    BOCCO emoとヘルスケア機器をBluetoothで連携させることで、測定結果が自動的に見守る側のスマートフォンアプリに記録される。血圧、体重、体温などのデータが蓄積されることで、長期的な健康状態の変化を追跡することが可能となる。医療従事者や家族が定期的にデータをチェックすることで、健康上の問題を早期に発見し、適切な対応を取ることができるだろう。

    LTEモデルによるインターネット環境不要の利便性

    ユカイ工学は、LTE通信機能を搭載した「BOCCO emo LTEレンタルモデル」も提供している。このモデルを利用すれば、インターネット環境がない家庭でも測定結果を自動で記録することが可能だ。月額2,970円(税込)で利用できるこのサービスは、特に高齢者の見守りに活用されることが想定される。

    LTEモデルの導入により、デジタルデバイドの問題を軽減し、より多くの人々が最新の健康管理技術の恩恵を受けられるようになるだろう。また、離れて暮らす家族の健康状態を簡単に把握できるため、遠距離介護の負担軽減にも貢献する可能性がある。

    対応機器と今後の展望

    株式会社エー・アンド・デイ製品との連携

    BOCCO emoは、株式会社エー・アンド・デイ(A&D)のBluetooth内蔵血圧計「UA-651BLE Plus」、Bluetooth内蔵体重計「UC-352BLE」、スマートフォン対応予測式体温計「UT-201BLE Plus」と接続可能だ。これらの製品はA&D公式オンラインストアから購入できる。

    今後、対応機器の拡大が期待される。様々なメーカーの製品と連携することで、ユーザーの選択肢が広がり、より多くの人々がBOCCO emoを活用した健康管理を行えるようになるだろう。

    CEATEC 2024での実機デモ展示

    ユカイ工学は、2024年10月15日から18日まで千葉市美浜区・幕張メッセで開催される「CEATEC 2024」において、BOCCO emoとヘルスケア機器を連携させた新サービスの実機デモを展示する予定だ。この展示を通じて、多くの人々がBOCCO emoの新機能を体験し、その有用性を実感できるだろう。

    BOCCO emoが切り開く新たな健康管理の可能性

    BOCCO emoの新機能は、単なる健康データの記録にとどまらず、ユーザーの生活に寄り添いながら健康管理をサポートする新しいアプローチを提示している。音声によるコミュニケーションと自動記録機能の組み合わせは、特に高齢者や健康管理に不慣れな人々にとって、大きな助けとなる可能性がある。

    さらに、蓄積されたデータを活用することで、個人の健康傾向の分析や、適切な生活改善アドバイスの提供など、より高度な健康管理サービスへの発展も期待できる。AIによる健康リスクの予測や、遠隔医療との連携など、BOCCO emoを中心とした健康エコシステムの構築も将来的には視野に入れることができるだろう。

    ユカイ工学のこの取り組みは、テクノロジーを活用した新しい健康管理の形を示すものであり、今後の高齢化社会における健康維持の一つの解決策となる可能性を秘めている。BOCCO emoの進化が、私たちの健康管理の習慣や意識をどのように変えていくのか、今後の展開に注目が集まるだろう。

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