いえらぶGROUP、日新火災、Finatext連携!賃貸契約から家財保険までオンライン完結へ

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000502.000008550.html)より
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    3社共同開発による画期的サービス

    いえらぶGROUP、日新火災海上保険株式会社、株式会社Finatextの3社は、不動産業界に革新をもたらす新たなサービスを共同開発した。賃貸借契約手続きから家財保険の申込み・加入までを一貫してオンラインで完結させる仕組みを構築し、不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を大きく前進させる取り組みとなっている。

    従来、賃貸住居への入居手続きや家財保険の申込み手続きは書面で行われることが一般的であった。入居者は同じ情報を何度も記載する必要があり、不動産管理会社にも多大な事務負荷が発生していた。また、保険契約の更新手続きも必要となるため、入居者と管理会社の双方にとって家財保険の手続きは煩雑な課題となっていた。

    3社の連携により開発された新サービスは、いえらぶGROUPが運営する不動産業者間流通プラットフォーム「いえらぶBB」と、Finatextが提供するSaaS型デジタル保険システム「Inspire」をAPI連携させることで実現した。日新火災の賃貸入居者向け家財保険「お部屋を借りるときの保険」を「Inspire」に搭載することで、入居者は必要最小限の情報入力だけでスムーズに家財保険を申し込むことが可能となった。

    オンライン完結型家財保険の特徴

    新サービスの中核を担う「お部屋を借りるときの保険」は、従来の家財保険とは一線を画す特徴を持っている。オンライン完結型であることにより、入居者の利便性が大幅に向上し、不動産管理会社の業務効率化にも貢献している。本保険商品の特徴と、それがもたらす利点について詳しく見ていこう。

    簡便性と利便性を追求

    「お部屋を借りるときの保険」は、インターネット完結型の「簡単、便利、低価格」をコンセプトとした賃貸入居者向けの家財保険だ。年間保険料は3,500円からと手頃な価格設定で、賃貸住宅に入居する際に必要な賠償責任や家財の補償等がセットされている。2014年の発売以来、多くの賃貸住宅居住者から支持を得ており、2023年10月末時点で累計販売件数80万件を突破している。

    主な補償内容には、家財の補償、大家に対する賠償、日常生活にかかわる賠償、被害事故の法律相談費用、住宅トラブルの応急対応サービスが含まれる。特筆すべき点として、火災保険の契約、住所変更、解約などの手続きがすべてインターネット上で完結できる点が挙げられる。また、日本全国どこでも同じ保険料であるため、別の賃貸住宅に引っ越しした場合でも解約・再加入の手続きが不要となっている。

    不動産業界のDX推進へ大きな一歩

    不動産業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が高まる中、今回の3社による共同開発は業界全体に大きなインパクトを与えている。従来の紙ベースの手続きから脱却し、オンラインでのシームレスな処理を実現することで、不動産取引の効率化と顧客満足度の向上が期待されている。

    「いえらぶBB」プラットフォームの活用

    「いえらぶBB」は賃貸管理会社と賃貸仲介会社をつなぐ無料の業者間流通プラットフォームとして機能している。賃貸仲介会社・賃貸管理会社それぞれの基幹システムとの連携により、物件流通から内見予約・申込み、保証審査から契約までを一貫してオンライン化することが可能だ。システム連携によって、ワンクリックでの物件取り込み・サイト掲載、リアルタイムでの物件確認が実現し、業務効率化に大きく貢献している。

    新サービスの導入により、「いえらぶBB」に登録されている物件情報や入居者の情報が、日新火災の申込みシステムに自動的に反映される。入居者は家財保険のご案内メールを受け取り、必要最小限の情報入力だけでスムーズに家財保険を申し込むことができる。さらに、「お部屋を借りるときの保険」は契約が1年ごとに自動更新されるため、更新手続きも不要となっている。

    今後の展望と業界への影響

    いえらぶGROUP、日新火災、Finatextの3社は、今後も協働して不動産業界のDX推進に向けた取り組みを続けていく方針だ。不動産管理会社と入居者双方にとって利便性の高いサービスを提供することで、業界全体の効率化と顧客満足度の向上を目指している。

    本サービスの導入は、不動産業界におけるデジタル化の波を加速させる可能性が高い。従来の紙ベースの手続きから脱却し、オンラインでの一貫した処理が可能になることで、不動産取引全体の効率化とコスト削減が期待できる。また、入居者にとっても手続きの簡素化によるストレス軽減や、より迅速な入居プロセスの実現につながるだろう。

    今回の3社連携によるサービス開発は、不動産業界における新たなスタンダードを確立する可能性を秘めている。他の不動産関連企業や保険会社も、同様のサービス開発に乗り出す可能性が高く、業界全体のデジタル化が加速することが予想される。

    不動産取引の未来を変える可能性

    いえらぶGROUP、日新火災、Finatextによる今回の共同開発は、不動産取引の在り方を根本から変える可能性を秘めている。賃貸契約から家財保険加入までのプロセスをオンラインで完結させることで、入居者の利便性向上と不動産管理会社の業務効率化を同時に実現している。

    このサービスが広く普及すれば、不動産業界全体のデジタル化が加速し、より迅速で透明性の高い取引環境が整備されていくことだろう。今後は、他の不動産関連サービスや金融サービスとの連携も視野に入れ、さらなる革新が期待される。不動産取引の未来は、より簡便で効率的なものへと進化していくと考えられる。

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