Praztoが日本製SaaS向けTableauカスタムコネクターを提供開始、データ分析の敷居を大幅に引き下げる

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000093895.html)より

    株式会社Praztoは、2024年10月より日本製SaaSサービス向けのTableauカスタムコネクター提供を開始すると発表した。この新サービスにより、多くの企業がデータ分析ツールTableauを活用しやすくなることが期待される。

    目次

    Tableauと日本製SaaSの連携が容易に

    Tableauは世界的に高いシェアを誇るデータ可視化ツールだが、これまで日本固有のSaaSサービスとの連携には課題があった。Praztoが提供する新しいカスタムコネクターは、この課題を解決し、データウェアハウス(DWH)を介さずにTableau製品から日本製SaaSに直接接続することを可能にする。

    従来、日本製SaaSのデータを分析するには、一旦DWHにデータを蓄積する必要があり、システム構築の複雑さやコストが障壁となっていた。Praztoの新サービスは、この問題を解消し、データ分析の敷居を大幅に下げる効果が見込まれる。

    対応サービスと接続方法

    第一弾として、「会計freee」「人事労務freee」「Kintone」に対応したコネクターが提供される予定だ。Tableau DesktopおよびTableau Serverからは直接接続が可能となり、Tableau Cloudからは、Tableau Bridgeを経由しての接続となる。

    Praztoのカスタムコネクターがもたらす利点

    Praztoが提供するカスタムコネクターの主な特徴は以下の通りだ。

    1. DWHなしで日本製SaaSに直接接続が可能
    2. システム構築の簡素化とコスト削減が実現
    3. Tableauサーバー・デスクトップの両方に対応
    4. 1コネクター月額1,000円という低価格設定

    これらの特徴により、企業はより迅速かつコストパフォーマンスの高いデータ分析基盤を構築できるようになる。特に、中小企業や予算の限られた部門にとって、このサービスは大きな助けとなる可能性が高い。

    Praztoの実績と今後の展開

    Praztoはこれまでも多くの企業へのTableau導入実績があり、同社のTableauダッシュボード可視化技術は高い評価を得ている。今回のカスタムコネクター提供により、Praztoは自社のTableau導入支援サービスをさらに強化することが可能となる。

    新サービスの波及効果

    このサービスの開始により、日本企業のデータ活用が促進される可能性が高い。特に、freeeやKintoneなどの人気の高い国産SaaSサービスとの連携が容易になることで、中小企業のデータドリブン経営への移行が加速すると考えられる。

    今後の展開と業界への影響

    Praztoは、第一弾の会計freee、人事労務freee、Kintone以外にも、今後さらに日本製SaaSに対するカスタムコネクターの開発を計画している。Tableau導入支援事業とのシナジーを考慮し、優先度の高いSaaSから順次カスタムコネクターを開発することで、製品事業と導入支援事業の相乗的な成長を目指すとしている。

    データ分析市場への影響

    このサービスの登場により、日本のデータ分析市場に大きな変化が起こる可能性がある。従来はDWHの構築や専門的な知識が必要だったデータ連携が、より簡単に行えるようになることで、多くの企業がデータ分析に取り組みやすくなる。

    結果として、日本企業全体のデータリテラシーが向上し、より多くの意思決定がデータに基づいて行われるようになることが期待される。また、Tableau以外のBI(ビジネスインテリジェンス)ツール提供企業も、同様のサービスの開発を加速させる可能性が高く、市場全体の活性化につながるだろう。

    Praztoの新サービスは、日本のデータ分析市場に新たな風を吹き込む可能性を秘めている。今後の展開と、それに伴う市場の変化に注目が集まる。

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