ビジネスパーソン向けAI学習塾「エジソン塾」を運営する株式会社ギブリーは、2024年9月1日より「生成AI自動化実践コース」を新たに開講すると発表した。本コースでは、GPT-4oやGemini 1.5 Pro、Claude 3.5 sonnetなどの最新生成AIツールを活用し、業務フローの自動化スキルを習得することが可能となる。
新コース開講の背景と目的
生成AI技術の急速な進化により、個人や組織のデジタル化が加速している一方で、その活用に苦戦している事例も多く見られる。情報過多による混乱や実務への応用の難しさが、生成AIの実用化を妨げている現状がある。
エジソン塾は、こうした課題に対応するため、2024年1月に「ChatGPT基礎コース」を開講し、高い顧客満足度を達成した。今回の「生成AI自動化実践コース」は、より幅広い業務課題の解決と実践的な生成AI活用を目指して開発された。
本コースの特徴は、個別の業務タスクではなく、一連の業務フロー全体に生成AIを統合する手法を学ぶ点にある。従来の「点」の自動化・効率化から、業務全体を「線」で自動化・効率化するスキルの習得を目指している。
コース内容と学習方法
「生成AI自動化実践コース」は、基礎編と実践編で構成されている。基礎編では、プロンプトマスターとChatGPTマスターを学ぶ。実践編では、業務用チャットボット作成、その他生成AIツール活用法、ワークフロー自動化の中から選択して学習する。
全12講義で構成され、学習時間は基本30時間から応用50時間を想定している。学習方式はオンライン受講で、個別指導や定期面談、日々のチャットサポートなど、きめ細かな学習サポート体制が整えられている。
学習プランの詳細
本コースは、6週間コースと10週間コースの2つのプランが用意されている。6週間コースは198,000円(税込)で、チャットサポートと課題添削が無制限、6回の面談、1つのオプション選択が可能だ。10週間コースは297,000円(税込)で、チャットサポートと課題添削に加え、10回の面談、2つのオプション選択が可能となっている。
両コースとも、受講生の業務の中から自動化したい一連の業務を選び、それを自動化するためのアプリケーション作成を卒業制作として取り組む。この実践的なアプローチにより、学んだスキルを即座に実務に活かすことができるよう設計されている。
期待される効果と反響
事前体験者からは、様々な生成AIツールの使い分けや組み合わせにより、業務における利活用の質と幅が大きく向上したとの声が寄せられている。また、GPT-4oの新機能やGoogleスプレッドシートとの連携など、最新技術の学習機会として高く評価されている。
さらに、将来の技術発展を見据えた判断力の養成にも役立つとの意見もあり、単なるツールの使い方だけでなく、AIと共存する未来のビジネス環境に適応するための総合的なスキルセットを提供していると言える。
エジソン塾の特徴と今後の展望
エジソン塾は、日本初の生成AIに特化した個別指導塾として、生成AI技術を使いこなす人材育成を目的としている。学習者のライフスタイルに合わせた柔軟な学習スケジュールや、毎週の個別コーチングによる専門家のサポートが特徴だ。
効率的な学習メソッドにより、短期間での知識習得を目指しており、特に生成AIリテラシー、プロンプトの作成と応用、GPTsの作り方と外部連携について重点的に学ぶことができる。
今回の新コース開講により、エジソン塾はより実践的で高度なAIスキルを持つ人材の育成を加速させると考えられる。ビジネス現場でのAI活用がますます重要となる中、こうした教育プログラムの重要性は今後さらに高まっていくだろう。
企業や個人がAIツールを効果的に活用し、業務効率を飛躍的に向上させるためには、単なるツールの操作方法だけでなく、業務プロセス全体を見直し、AIを組み込んだ新しいワークフローを設計する能力が求められる。エジソン塾の「生成AI自動化実践コース」は、まさにこうしたニーズに応える先進的な教育プログラムと言えるだろう。