メルカリとUS版メルカリの連携をBEENOSがサポート、越境ECで日本商品の販路拡大へ

    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000718.000035599.html)より

    メルカリとUS版メルカリの連携が開始され、BEENOSグループがそのサポートを担当することとなった。この連携により、アメリカのメルカリユーザーが日本の商品を直接購入できるようになり、日本企業の海外展開に新たな可能性が開かれる。BEENOSは長年培ってきた越境EC支援のノウハウを活かし、購入サポートから海外発送、カスタマーサポートまでを一貫して提供する。

    目次

    メルカリとUS版メルカリの連携の概要

    メルカリとUS版メルカリの連携は、日本の商品をアメリカ市場に直接展開する画期的な取り組みだ。この連携により、月間数百万人を超えるUS版メルカリの利用者が、累計出品商品数30億以上を誇る日本のメルカリから商品を購入できるようになる。

    アメリカのリセール市場は急速に拡大しており、2030年までに3,539億ドルに達すると予測されている。そのため、この連携は日本の出品者にとって大きなチャンスとなる。特に「おもちゃ・ホビー・グッズ」と「ファッション」カテゴリを中心に、幅広い商品がアメリカ市場に展開される見込みだ。

    BEENOSグループの役割

    BEENOSグループは、この連携において重要な役割を果たす。具体的には、US版メルカリの利用者が日本のメルカリから商品を購入する際の手続き、海外発送、カスタマーサポートを担当する。

    BEENOSは15年以上にわたり越境EC支援を行ってきた実績があり、大量の商品を迅速かつ正確に海外のお客様に届けるオペレーション能力を磨いてきた。また、海外のお客様の購入障壁を下げるため、独自の国際配送プランの開発も継続して行っている。

    日本の出品者にとってのメリット

    この連携により、日本のメルカリ出品者は特別な手続きや対応なしに、アメリカ市場に商品を販売できるようになる。出品者は購入された商品を指定の国内倉庫に送るだけで、BEENOSが検品や梱包を行い、US版メルカリの購入者に発送する。

    このシステムにより、日本の出品者は言語の壁や国際配送の煩雑さを気にすることなく、アメリカ市場に参入できる。結果として、販売機会の大幅な拡大が期待される。

    アメリカ市場の可能性

    アメリカはリセール品への親和性や購入意欲が高い市場として知られている。メルカリとUS版メルカリの連携は、このような市場特性を活かし、日本の商品の需要を喚起する可能性がある。

    特に、日本のポップカルチャー関連商品や独自性の高い商品は、アメリカ市場で高い需要が見込まれる。この連携は、そうした需要に応える新たなチャネルとなるだろう。

    BEENOSの越境EC支援戦略

    BEENOSは、モノ・人・情報を日本と海外の間で双方向につなぐビジネス展開を強みとしている。言語・決済・物流という越境ECのハードルを一気通貫で解決することで、ECを通じた日本企業の海外展開を支援、促進してきた。

    BEENOSの提供サービス

    BEENOSは、Buyee、Buyee Connect、重量課金型グローバル物流サービス、海外マーケットプレイスへの出店支援など、企業のニーズに応じた多様な越境ECサービスを提供している。

    メルカリとは2019年11月から連携を開始しており、BEENOSの完全子会社が運営する越境EC購入サポートサービス「Buyee」を通じて、100以上の国・地域のお客様に日本の商品を届けてきた実績がある。

    今後の展開と市場への影響

    メルカリとUS版メルカリの連携は、日本の中古品市場とアメリカのリセール市場を直接結びつける画期的な取り組みだ。この連携が成功すれば、他の企業も同様のモデルを採用する可能性があり、越境ECの新たな標準となる可能性がある。

    BEENOSは、アメリカがグループの提供する越境ECサービスにおいて最も利用者の多い国であることを踏まえ、今回の連携を機にさらなるサービスの拡充を図る方針だ。日本からアメリカに向けた流通の拡大によって、アメリカからの商品購入を行う全てのお客様の利便性向上にも努めるとしている。

    この取り組みは、日本の優れたコンテンツや商品を世界に広げる新たな手段となり、グローバルなEC市場の成長に貢献することが期待される。今後、他の国や地域への展開も視野に入れ、BEENOSを中心とした越境ECの可能性がさらに広がっていくだろう。

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