ネットオン「採用係長」が進化、中小企業の採用ブランディングを強力支援へ

    採用係長
    画像:採用係長(saiyo-kakaricho.com/pricing/)より

    採用マーケティングツール「採用係長」が大幅リニューアル。人材獲得競争激化の中、中小企業の採用成功を後押しする新機能を搭載。

    目次

    採用難時代に対応したサービス刷新の背景

    ネットオンは2024年7月28日、採用マーケティングツール「採用係長」を全面的にリニューアルした。2017年のリリース以来、全国の中小・地方企業を中心に68,000を超える顧客に利用されてきた本サービスだが、昨今の採用市場の変化に合わせて機能を強化。従来の求人掲載や応募者集客に加え、「採用ブランディング」と「採用プロモーション」の支援を本格化させる。

    現在、日本の労働市場では慢性的な人手不足が続いており、企業規模を問わず人材獲得競争が激化している。さらに求職者の情報収集行動も多様化。求人広告だけでなく、企業のウェブサイトやSNSなど様々な媒体から情報を得るようになっている。

    このような状況下で中小企業が優秀な人材を獲得するには、自社の魅力を効果的に発信する「採用ブランディング」と、多様な採用チャネルを活用した「採用プロモーション」がますます重要になると見られる。

    新たに追加された「採用ブランディングスタートオプション」

    今回のリニューアルでは、中小企業が採用ブランディングに着手しやすいよう、新たに「採用ブランディングスタートオプション」を導入。この中には「採用ホームページ作成代行」と「Instagram運用代行」の2つのサービスが含まれる。

    採用ホームページ作成代行サービス

    採用ブランディングの第一歩として、専門家が企業の採用ホームページを作成する。求職者を惹きつけるメイン画像やキャッチコピーの制作、企業の魅力を伝える各種コンテンツの原稿作成などを行う。求人票だけでは伝えきれない情報を掲載することで、求職者の企業理解促進や応募意欲向上が期待できる。

    Instagram運用代行サービス

    InstagramのコンテンツX作成と投稿を代行するサービス。写真や動画を通じて企業の雰囲気をより直感的に伝えることができ、求職者が求めるリアルな情報発信が可能となる。また、Instagramのプロフィールに採用ホームページへのリンクを掲載することで、新たな流入チャネルとしても活用できる。

    中小企業の採用成功を支援する新機能

    これらの新機能により、中小企業は大手企業と同様の採用ブランディング戦略を展開できるようになる。求職者に自社の魅力をより効果的に伝えることで、応募数の増加や企業とのミスマッチ防止が期待できる。

    ネットオンの木嶋諭CEOは「中小企業こそ、自社の強みや魅力を積極的に発信する必要がある」と述べ、「採用係長のリニューアルにより、中小企業の採用活動をより強力にサポートしていく」と意気込みを語った。

    今後の展開と業界への影響

    採用係長の刷新は、中小企業の採用戦略に大きな変革をもたらす可能性がある。従来、予算や人員の制約から本格的な採用ブランディングが難しかった中小企業も、このツールを活用することで効果的な採用活動が可能となる。

    人材業界の専門家は「中小企業の採用力強化は、地域経済の活性化にもつながる」と指摘。採用係長の新機能が、中小企業の人材確保にどのような影響を与えるか、今後の動向が注目される。

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