ASRockの新型Radeon RX 7900シリーズ 省スペース設計でマルチGPU環境に最適化

    Radeon RX 7900
    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000830.000032645.html)より
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    ASRockが画期的な冷却設計のRadeon RX 7900シリーズを発表

    ASRockが新たなRadeon RX 7900シリーズのグラフィックボードを発表した。RX 7900 XTXとRX 7900 XTを搭載した「RX7900XTX CT 24G」と「RX7900XT CT 20G」の2モデルだ。これらの製品は、ASRockにとって初めてのブロワーファンモデルとなる。

    外排気型のブロワーファンを採用し、2スロット対応の省スペース設計を実現している。この設計により、複数のグラフィックボードを使用するマルチGPU環境でも効果的な冷却が期待できる。

    革新的な電源コネクタ設計でケーブル管理を簡素化

    新モデルの特筆すべき特徴として、補助電源の12V-2×6電源コネクタが水平に搭載されている点が挙げられる。この設計により、ケーブルをボード側面から水平に接続できるようになった。従来の垂直接続と比較して、PCケースの蓋との干渉を大幅に軽減できる。

    静音性と冷却効率を両立したクーリングシステム

    セミファンレス技術で騒音を低減

    両モデルともに、セミファンレスの「0Dbサイレントクーリング」技術に対応している。GPUの温度に応じてファンの回転をON/OFFする制御を行うことで、必要十分な冷却性能を確保しつつ、ファンノイズを抑制している。

    高効率な熱設計で性能を最大化

    ブロワーファンとベイパーチャンバーを組み合わせた冷却システムを採用することで、効果的な放熱を実現している。この設計により、高負荷時でも安定したパフォーマンスを維持できる。

    RX 7900 XTXモデルの詳細スペック

    「RX7900XTX CT 24G」は、最大2500MHzのブーストクロックを誇る。24GBのGDDR6メモリを搭載し、384bitのメモリビット幅を持つ。出力インターフェースには、DisplayPort 2.1×3とHDMI 2.1×1を備えている。

    RX 7900 XTモデルの特徴

    「RX7900XT CT 20G」は、最大2395MHzのブーストクロックを実現。20GBのGDDR6メモリと320bitのメモリビット幅を持つ。出力インターフェースは上位モデルと同様だ。

    市場投入時期と価格

    両モデルとも2024年8月2日の発売を予定している。「RX7900XTX CT 24G」の想定売価は税込218,000円前後、「RX7900XT CT 20G」は税込164,000円前後となっている。

    新製品がもたらす可能性

    これらの新製品は、高性能GPUを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となる可能性がある。特に、マルチGPU環境やコンパクトなケースでの使用を考えているユーザーにとっては、省スペース設計と効果的な冷却システムが大きなメリットとなるだろう。

    また、水平配置の電源コネクタは、ケーブル管理の観点から高く評価される可能性がある。この設計革新が、今後のグラフィックボード市場にどのような影響を与えるか、注目される。

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