山口県初のeスポーツ大会、VALORANT等4種目で激アツ展開へ

    山口県周南市で開催される「FRONTIER Presents 2024ヤマグチeスポーツフェス in 周南」が、eスポーツファンの注目を集めている。この大会は、山口県初の大規模eスポーツイベントとして、地域活性化と若者の交流促進を目指す意欲的な取り組みだ。

    目次

    注目の4種目で熱い戦いが予想される大会概要

    大会は2024年10月12日と13日の2日間にわたって開催される。会場となるのは、徳山駅前賑わい交流施設と周南市立徳山駅前図書館2階インフォメーションスペースだ。

    参加費無料で行われる本大会では、以下の4種目で競技が行われる。

    1. VALORANT(ヴァロラント)
    2. グランツーリスモ7
    3. ぷよぷよeスポーツ
    4. プロ野球スピリッツA

    これらの人気タイトルが選ばれたことで、幅広い年齢層のゲーマーが参加できる大会となっている。各競技には約130名の参加者が見込まれており、熱い戦いが繰り広げられることが予想される。

    地域活性化を目指す大会の狙い

    この大会の主な目的は、山口県のeスポーツ競技レベル向上と地域活性化だ。一般社団法人山口eスポーツ連合の上田一成代表理事は、「山口県ナンバーワンプレーヤーの決定戦として位置づけています。同時に、徳山駅周辺エリアの賑わい創出や観光資源の開発にもつながると期待しています」と語っている。

    地元出身の人気アンバサダーが大会を盛り上げる

    大会の盛り上がりに一役買うのが、公式アンバサダーを務める村谷はるなさんだ。周南市在住の高校3年生で、2022年の「女子校生ミスコンテスト」でグランプリを獲得した人気者だ。地元の若者たちの注目を集めることで、大会の認知度向上に貢献すると見られている。

    豪華ゲスト陣による実況解説にも注目

    大会を盛り上げるのは、豪華なゲスト陣による実況解説も見逃せない。山口県内トップクラスの実況者として知られる金光一昭氏をはじめ、各競技のエキスパートたちが解説を担当する。

    特に注目すべきは、グランツーリスモ7の解説を務める白川有輝選手だ。2018年のFIA GTチャンピオンシップ世界大会で日本代表として活躍した実力者で、その経験を活かした鋭い分析が期待される。

    また、アース製薬公式キャラクターとして人気のアース隊長や、ぷよぷよのJeSU公認プロプレイヤーであるいさな選手も解説陣に名を連ねている。彼らの専門的な解説により、観戦者はより深くゲームを楽しめるだろう。

    eスポーツを通じた地域振興の可能性

    本大会の開催は、eスポーツを通じた地域振興の新たな可能性を示唆している。山口県や周南市をはじめとする多数の後援団体が名を連ねていることからも、行政や地域団体がeスポーツの潜在力に注目していることがうかがえる。

    地域経済への波及効果も

    大会と同時に開催される各種イベントも、地域経済への波及効果が期待される。周南市観光PRコーナーやキッチンカーの出店、協賛企業PRコーナーなどが予定されており、来場者の回遊性を高める工夫が施されている。

    今後の展開と課題

    「FRONTIER Presents 2024ヤマグチeスポーツフェス in 周南」の成功は、地方都市におけるeスポーツイベントのモデルケースとなる可能性がある。しかし、継続的な開催のためには、地域住民の理解や協力、スポンサーの獲得など、クリアすべき課題も多い。

    大会組織委員会の一員は、「今回の経験を活かし、来年以降もより充実した大会を開催したいと考えています。eスポーツを通じて、山口県の魅力を全国に発信していきたいですね」と意気込みを語っている。

    eスポーツの普及と地域活性化の両立を目指す本大会の今後の展開に、多くの関係者が注目している。山口県発のeスポーツムーブメントが、どこまで広がっていくのか、今後の動向が楽しみだ。

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