エイトレッド株式会社と弁護士ドットコム株式会社が、ビジネスプロセスのデジタル化に焦点を当てたオンラインセミナーを2024年7月24日に共同開催することを発表した。このセミナーは、企業における契約業務の効率化とペーパーレス化を推進することを目的としている。
デジタル化時代における契約業務の課題
新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、多くの企業でデジタル化の波が押し寄せている。しかし、契約業務に関しては依然として紙ベースでの処理が残っているケースが多い。この状況は、業務効率の低下や環境負荷の増大につながっている。
エイトレッド社の岡本康広代表取締役社長は、「多くの企業がワークフローシステムや電子契約サービスを導入しているにもかかわらず、十分な効率化が実現できていないのが現状です」と指摘する。この課題に対応するため、今回のセミナーでは、契約の稟議から締結までの一連のプロセスをオンライン化する方法について詳しく解説する予定だ。
セミナーの内容と対象者
このセミナーでは、エイトレッド社が提供するワークフローサービスと、弁護士ドットコム社の電子契約サービス「クラウドサイン」を活用した、契約業務の完全デジタル化ソリューションが紹介される。
主な対象者
セミナーは特に以下の方々に向けて企画されている。
- バックオフィス業務担当者
- 社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進担当者
- 現在、紙ベースでの社内稟議を行っている企業の担当者
これらの参加者は、契約業務のデジタル化によって得られる具体的なメリットや、導入にあたっての注意点などについて学ぶことができる。
デジタル化がもたらす業務効率の向上
契約業務のデジタル化は、単なるペーパーレス化にとどまらない多くのメリットをもたらす。例えば、承認プロセスのスピードアップ、リモートワーク環境下での業務継続性の確保、コンプライアンスリスクの低減などが挙げられる。
エイトレッド社の「AgileWorks」や「X-point」シリーズは、こうした課題に対応するためのソリューションとして、すでに4,500社以上の企業や公共機関に導入されている。このセミナーでは、これらのツールを活用した具体的な業務改善事例も紹介される予定だ。
今後の展開と業界への影響
契約業務のデジタル化は、企業の競争力強化にとって不可欠な要素となりつつある。このセミナーを通じて、より多くの企業がデジタル化の波に乗り遅れることなく、業務効率の向上と環境負荷の低減を同時に実現することが期待される。
エイトレッド社と弁護士ドットコム社の協力は、異なる専門性を持つ企業が連携することで、より包括的なソリューションを提供できることを示している。今後、このような異業種間の協力が増えることで、ビジネスプロセスのデジタル化がさらに加速する可能性がある。
セミナーの参加者は、最新のデジタル化トレンドを学ぶだけでなく、自社の業務プロセスを見直す貴重な機会を得ることができるだろう。契約業務のデジタル化は、企業の生産性向上と競争力強化に直結する重要なテーマであり、今回のセミナーはその実現に向けた重要なステップとなることが予想される。