AvePoint Cloud Backup導入で旭食品が業務効率化を実現 – 全国40拠点のデータバックアップを自動化し、セキュリティリスクを大幅軽減

    旭食品
    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000082266.html)より

    旭食品株式会社が、AvePoint Japan株式会社の「AvePoint Cloud Backup」を導入し、業務効率化とセキュリティ強化を実現したことが明らかとなった。この導入により、全国40拠点以上で働く約2500名の社員が利用する業務データの自動バックアップが可能となり、サプライチェーンにおけるBCP(事業継続計画)強化やセキュリティリスク軽減を達成した。

    目次

    旭食品の業務効率化への取り組み

    旭食品は1923年創業の老舗食料品卸売企業だ。高知県に本社を置き、加工食品や冷凍食品、酒類など幅広い商品を取り扱っている。近年では食品以外の事業にも進出し、2024年6月には愛媛県と県産品の販路拡大に向けた包括連携協定を結ぶなど、地域に根ざした事業展開を推進している。

    同社は2020年、社内業務ツールをオンプレミス環境からクラウド対応のMicrosoft 365へ移行した。この移行により、全社員がメールやTeamsでのコミュニケーション、ドキュメント共有などにMicrosoft 365を積極的に活用するようになった。

    しかし、クラウド上のデータに対するバックアップについては課題が残されていた。Microsoft 365の標準機能では十分にカバーできない部分があり、特に退職者に紐づく資料の管理や情報漏洩に対する懸念、監査対応に対するデータ保管の必要性が顕在化していたのだ。

    AvePoint Cloud Backupの導入と効果

    これらの課題を解決するため、旭食品は2022年からバックアップソリューションの選定を開始し、AvePoint Japan株式会社が提供する「AvePoint Cloud Backup」の採用を決定した。

    選定理由と導入効果

    AvePoint Cloud Backupが選ばれた主な理由は以下の2点だ。

    1. SaaS型でネットワーク負荷が少ないこと
    2. 日本語に完全対応した使いやすいユーザーインターフェースであること

    導入後、旭食品は大きな効果を実感している。オンプレミス環境時代は50台のサーバーに対して各部門が毎月数回、手動でデータバックアップ作業を行っていたが、これが自動化された。その結果、人的作業やファイルサーバの保守費用が不要となった。

    さらに、データ保護のセキュリティリスクが大幅に軽減され、クラウド上での定期的なバックアップが可能となった。これにより、BCP強化にもつながっている。

    旭食品担当者のコメント

    旭食品のロジスティクス本部 情報システム部の村田慎弥氏は、AvePoint Cloud Backupの導入効果について次のように語っている。

    「従来発生していたバックアップの人的作業はゼロになる予定で、各部門の業務負荷は大きく下がります。バックアップがクラウド上で安全に定期的に取れている安心感は導入の大きな効果だと考えています。」

    今後の展開と期待

    AvePoint Cloud Backupの導入により、旭食品はMicrosoft 365をさらに効率的に活用する道筋ができたという。これを受けて、同社は新たにクラウド管理サービス「AvePoint Cloud Governance」の導入も決定した。

    今後の展開として、旭食品は以下の計画を立てている。

    1. これまで社内のみで活用してきたMicrosoft Teamsを社外ユーザーに開放し、ビジネスコミュニケーションを推進
    2. 関連会社にも同様の取り組みを広げ、グループ全体でMicrosoft 365をより安全かつ効率的に活用

    AvePoint製品の特徴と可能性

    AvePoint Cloud BackupとAvePoint Cloud Governanceは、企業のクラウド環境を安全かつ効率的に管理するためのソリューションだ。

    AvePoint Cloud Backupは、Microsoft 365向けデータ保護ソリューションとして、自動バックアップ機能やセキュアなデータ保存、迅速なリストア機能を提供している。一方、AvePoint Cloud Governanceは、Microsoft Teamsの安全で便利な管理を可能にし、チームの乱立や情報漏洩リスクなどの課題解決に貢献している。

    これらの製品を組み合わせることで、企業はクラウド環境をより安全かつ効率的に運用できるようになる。旭食品の事例は、多くの企業にとって参考になるだろう。

    まとめ

    旭食品によるAvePoint Cloud Backupの導入は、クラウド環境におけるデータ管理の重要性を示す好例となった。人的作業の削減、セキュリティリスクの軽減、BCP強化など、多岐にわたる効果が確認されている。

    今後、多くの企業がクラウド環境を活用する中で、データバックアップや管理の重要性はさらに高まっていくだろう。AvePoint Japanの製品群は、そうした企業のニーズに応える有力なソリューションとなる可能性を秘めている。

    クラウド環境の安全性と効率性を両立させることは、デジタル時代における企業の競争力強化に直結する。旭食品の取り組みは、その先駆的な事例として注目に値すると言えるだろう。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    THEIT公式アカウント。日々の主要なITニュースを最速でお届けします。

    目次