HENNGE株式会社は、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」がSonicWallの統合型ゲートウェイ「SECURE MOBILE ACCESS (SMA) 1000シリーズ」に対応したと発表した。この対応により、リモートワーク環境における安全性と利便性の両立が可能となる。
リモートワークの一般化に伴うセキュリティ強化の必要性
新型コロナウイルスの影響で緊急的に導入されたリモートワークだが、現在では一般的な働き方として定着しつつある。多くの企業がシステムやネットワークの整備を行い、安全性を確保しながらも効率的に働ける環境の構築を目指している。
SMA 1000シリーズは、既存の機器構成を大きく変更することなく、ネットワークパフォーマンスの向上や高度なセキュリティを実現できる。そのため、ニューノーマル時代における有力な選択肢となっている。
HENNGE OneとSMA 1000シリーズの連携がもたらす利点
HENNGE OneとSMA 1000シリーズの連携により、HENNGE Oneを利用する企業はSMA 1000シリーズへのシングルサインオンが可能となる。また、HENNGE Oneでは提供できなかったアプリケーションレベルでのVPN接続や高度なエンドポイントコントロールなどの機能をSMA 1000シリーズによって実現できるようになる。
セキュリティと利便性の両立
この連携によって、企業は以下のような利点を得ることができる。
- シングルサインオンによる利便性の向上
- アプリケーションレベルでのVPN接続による安全性の確保
- 高度なエンドポイントコントロールによるリスク管理の強化
SMA 1000シリーズの特徴
SMA 1000シリーズは、企業の重要なリソースに対して、時間や場所、デバイスを問わず安全にアクセスできるようにする統合型ゲートウェイである。主な特徴として、以下の機能が挙げられる。
- 緻密に調整可能なアクセス制御ポリシーエンジン
- コンテキスト判断によるデバイスの許可
- アプリケーションレベルでのVPN
- シングルサインオンによる高度な認証
これらの機能により、マルチクラウド環境における組織のBYOD体制やモビリティ導入を支援している。
HENNGE Oneの概要と特徴
HENNGE Oneは、組織の生産性向上を実現する国内シェアNo.1のクラウドセキュリティサービスである。SaaSをはじめとする最新テクノロジーの活用に伴うセキュリティ課題を解決するために、以下の3つのEditionで構成されている。
- Identity Edition:複数のシステムIDをまとめて保護し、安全で効率的な働き方を実現
- DLP Edition:組織内に散在するデータの意図せぬ情報漏えいを防止
- Cybersecurity Edition:テクノロジー、人、プロセスの全方位で組織をサイバー攻撃から保護
クラウドセキュリティの重要性
クラウドサービスの普及に伴い、セキュリティリスクも多様化している。HENNGE Oneは、これらのリスクに対応し、組織の生産性向上とセキュリティ強化を両立させるソリューションとして注目されている。
今後の展開と業界への影響
HENNGEは、今後もHENNGE Oneと連携する製品やSaaSを増やし、企業の利便性と安全性を両立させるソリューションの提供を続けていく方針である。この取り組みは、リモートワーク環境の整備が進む中で、セキュリティ業界全体に大きな影響を与える可能性がある。
企業のIT担当者は、HENNGE OneとSMA 1000シリーズの連携を活用することで、リモートワーク環境のセキュリティを強化しつつ、従業員の生産性を向上させることができる。この取り組みが、今後のワークスタイルの変革とセキュリティ対策の両立に大きく貢献することが期待される。