あいおいニッセイ同和損保、ナビタイムジャパン、日本動物高度医療センターが犬の健康増進アプリ「ALKOO with わんこ」を共同開発

    ALKOO with わんこ
    画像:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000026884.html)より
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    ペットの健康管理ニーズに応える革新的なサービス

    ペットを家族の一員として大切にする傾向が強まる中、犬の健康管理に関する新たなサービスが登場した。あいおいニッセイ同和損害保険、ナビタイムジャパン、日本動物高度医療センターの3社が共同開発した「ALKOO with わんこ」は、犬の散歩をサポートするアプリケーションだ。このサービスは、ペット保険「ワンにゃんdeきゅん」の契約者限定で2024年10月から提供される予定である。

    犬の散歩は単なる運動ではなく、ストレス解消にも重要な役割を果たすとされている。しかし、現状では約3割のペットオーナーが1日1回の散歩も実施できていないという調査結果もある。この課題に対応するため、3社は各々の専門性を活かし、犬の健康増進を目指すアプリを開発した。

    「ALKOO with わんこ」の特徴と機能

    「ALKOO with わんこ」は、ナビタイムジャパンが提供するウォーキングアプリ「ALKOO by NAVITIME」をベースに開発された。本アプリの特徴は、犬種や年齢、さらには天候に応じた最適な散歩コースを提案する点にある。例えば、気温が高い日には日陰を優先したルートを案内するなど、きめ細かな配慮がなされている。

    多機能な健康管理サポート

    本アプリは単なるナビゲーション機能にとどまらず、多岐にわたる機能を備えている。多頭飼育者向けに、犬ごとの散歩記録を可能にしたほか、「PLUS CYCLE」という活動量計と連動することで、24時間の活動量測定も実現した。これにより、散歩時だけでなく、1日を通じた犬の健康状態を総合的に管理することができる。

    データ活用による将来展望

    3社は本サービスを通じて収集されるデータの活用に大きな期待を寄せている。あいおいニッセイ同和損保は、犬種ごとの適切な散歩量の算出や新商品開発に活用し、「ヒトとペットの共生社会」の実現を目指すとしている。ナビタイムジャパンは、より精度の高い最適ルート提供を目指すほか、散歩をサポートする新機能の開発に注力する方針だ。

    予防医療への応用

    日本動物高度医療センターは、収集されたデータを基に、犬種や年齢、活動量に応じた適切な散歩距離の算出を目指している。さらに、24時間の活動量データと保険データを組み合わせることで、健康異常の早期発見にも取り組む予定だ。これらの取り組みは、ペットの予防医療の発展に大きく貢献する可能性がある。

    サービス提供の詳細

    「ALKOO with わんこ」は、「ワンにゃんdeきゅん」の保険契約者および被保険者を対象に提供される。対象となるペットは犬のみで、基本使用料は無料だが、プレミアムコースは月額400円となっている。

    本サービスの登場は、ペットの健康管理に対する社会的関心の高まりを反映したものと言える。今後、このようなテクノロジーを活用したペットケアサービスがさらに拡大していくことが予想される。ペットオーナーの意識向上と、こうした革新的なサービスの普及が、ペットの健康寿命延伸につながることが期待される。

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