携帯大手4社の夏の端末割引戦争が激化 Xperia 1 VIやiPhone 15が狙い目に

    au Online Shop
    画像:auオンラインショップ(onlineshop.au.com/top/CSfTop.jsp)より

    携帯電話大手4社が7月から開始した夏の端末割引キャンペーンが熱を帯びている。各社がXperia 1 VIやiPhone 15シリーズなど人気機種を対象に大幅な割引を実施しており、ユーザーにとっては端末購入の好機となっている。

    目次

    ドコモ 最新Xperiaシリーズに照準

    ドコモは最新のXperiaシリーズに力を入れている。Xperia 1 VIとXperia 10 VIの発売を記念したキャンペーンを展開しており、抽選で最大3万2000ポイントのdポイントが獲得できるチャンスがある。

    さらに、5G対応端末への乗り換えを促進する「5G WELCOME割」も注目だ。MNPを利用して他社3G回線から乗り換える場合、iPhone 15シリーズが2万2000円割引となる。この割引は128GB、256GB、512GBモデルすべてに適用される。

    AQUOS R9も見逃せない特典

    ドコモはシャープの最新フラッグシップモデルAQUOS R9にも力を入れている。購入者全員に1000ポイントのdポイントを付与するだけでなく、早期応募者には抽選でQualcomm Snapdragon Sound対応ワイヤレスイヤフォンが当たるチャンスがある。

    auのXperia戦略が攻勢

    auもXperiaシリーズに注力している。Xperia 1 VIとXperia 10 VIの予約購入者に対し、それぞれ5000ポイントと3000ポイントのPontaポイントを付与するキャンペーンを実施中だ。

    特筆すべきは、Xperia 10 VIへの機種変更を促進する施策だ。12カ月以上利用した端末からの機種変更で、最大1万1000円の割引が適用される。この割引は9月30日まで続くため、Xperiaファンにとっては見逃せない機会となっている。

    iPhone 15も割引対象に

    auはiPhone 15シリーズも割引の対象としている。「5G機種変更おトク割」を適用すると、店舗では5500円の割引、au Online Shopでは5500円分のau PAY残高が付与される。ただし、12カ月以上利用した端末からの機種変更が条件となる。

    ソフトバンクはオンラインショップで攻勢

    ソフトバンクは「オンラインショップ割」を全面に押し出している。MNPを利用して乗り換える場合、最大4万3968円の割引が適用される。対象機種にはiPhone 15シリーズやGoogle Pixel 8シリーズ、Xperia 1 Vなどが含まれており、幅広い選択肢が用意されている。

    若年層向けの施策も充実

    ソフトバンクは22歳以下の利用者向けに特別な割引を用意している。「U22 オンラインショップ割」では、新規契約で端末を購入する場合に最大2万1984円の割引が適用される。さらに、データプラン20GBの提供や、利用開始から6カ月間の月額料金割引など、若年層のニーズに応える施策が充実している。

    楽天モバイルはiPhoneとAndroidの両輪で攻める

    楽天モバイルは「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」を展開している。iPhone 15シリーズを含む対象機種を購入すると、最大2万円の割引が適用される。さらに、MNP利用者には最大6000ポイントの楽天ポイントが付与されるなど、複合的な特典が用意されている。

    Android機種も割引対象に

    楽天モバイルはAndroid機種にも注力している。Xperia 5 VやAQUOS sense8など、人気の機種を購入すると最大6000円の割引クーポンが進呈される。これにより、iPhoneユーザーだけでなくAndroidユーザーにも訴求力のある施策となっている。

    各社の戦略から見える市場動向

    各社の施策を俯瞰すると、5G対応端末への移行促進と、フラッグシップモデルの普及に注力していることがわかる。特にXperiaシリーズやiPhone 15シリーズに対する割引が手厚いのが特徴だ。

    この背景には、5G通信の普及と高性能端末の需要喚起という狙いがあると考えられる。また、MNP利用者向けの特典が充実していることから、他社からの顧客獲得にも力を入れていることが読み取れる。

    消費者にとっての選択肢

    これらのキャンペーンは消費者にとって大きなメリットとなる可能性がある。特に、最新のフラッグシップモデルを狙っているユーザーにとっては、大幅な割引を利用できるチャンスだ。

    しかし、各社の施策には細かな条件が設定されていることにも注意が必要だ。例えば、多くの割引が一定期間以上使用した端末からの機種変更を条件としていたり、特定のデータプランへの加入が必要だったりする。

    今後の展望

    夏のキャンペーン期間が終わる9月以降、各社がどのような施策を打ち出すかも注目される。年末商戦に向けて、さらなる割引や特典の拡充が期待できるかもしれない。

    消費者としては、自身のニーズと各社の施策を慎重に比較検討し、最適なタイミングで端末を購入することが賢明だろう。キャリアや端末メーカーの動向を注視しつつ、じっくりと選択肢を吟味することが重要となる。

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