高性能と柔軟性を兼ね備えたビジネス向け新製品
ASUS JAPANが、ビジネス向けノートパソコン「ExpertBook」シリーズの新製品として、14型モデル「ExpertBook B5 Flip B5402FVA」を発表した。この新製品は、ビジネスユーザーの多様なニーズに応える高性能と柔軟性を兼ね備えており、現代のワークスタイルに適した機能を多数搭載している。今回発売されたのは、Core i7モデル「B5402FVA-KA0239X」とCore i5モデル「B5402FVA-KA0320X」の2機種だ。両モデルとも、6月26日より販売が開始されている。
360度回転画面と高解像度ディスプレイがもたらす新たな使用体験
ExpertBook B5 Flipの最大の特徴は、360度回転するフリップタイプの画面を採用していることだ。この機能により、ユーザーは従来のノートPC形態だけでなく、タブレットモードやテントモードなど、様々な形態で使用することができる。ディスプレイは1920×1080ドットの高解像度を誇り、60Hzのリフレッシュレートと相まって、滑らかで鮮明な映像表示を実現している。また、画面表面にはノングレア処理が施されており、光の反射を抑え、長時間の使用でも目への負担を軽減する工夫が施されている。
さらに、付属のスタイラスペン「ASUS Pen 2.0」を使用することで、タッチパネルの機能を最大限に活用できる。このペンを使用することで、会議でのメモ取りやプレゼンテーション資料への書き込みなど、ビジネスシーンでの活用の幅が大きく広がる可能性がある。
高性能と拡張性を両立した内部仕様
両モデルともに、16GBのメモリと512GB SSDを標準装備しており、多数のアプリケーションの同時実行やデータの高速アクセスを可能にしている。OSには最新の「Windows 11 Pro」を採用し、ビジネス向けの高度なセキュリティ機能と管理機能を提供している。
セキュリティ面では、92万画素の赤外線カメラと指紋認証センサーを内蔵し、Windows Helloに対応することで、生体認証によるセキュアなログインを実現している。また、無線通信においては、最新のWi-Fi 6E規格に対応した無線LANとBluetooth 5.3を搭載し、高速かつ安定したワイヤレス接続を提供している。
豊富な接続オプションと携帯性の高いデザイン
ExpertBook B5 Flipは、ビジネスユーザーのニーズに応える豊富な接続オプションを備えている。Thunderbolt 4 Type-Cポートを2基搭載し、高速データ転送と外部ディスプレイ接続を可能にしている。さらに、USB 3.2 Gen2 Type-A、USB 3.2 Gen1 Type-A、ギガビットLAN、microSDXCメモリーカードスロット、HDMIポートなど、多様なインターフェイスを装備している。
本体サイズは323.4（幅）×17.9～18（高さ）×223.1（奥行）mm（突起部除く）で、重量は約1.39kgと、14型ノートPCとしては比較的軽量だ。スターブラックのボディカラーは、ビジネスシーンにふさわしい落ち着いた印象を与える。
Core i7とCore i5モデルの選択肢
今回発売された2つのモデルは、CPUの違いが主な特徴となっている。Core i7モデル「B5402FVA-KA0239X」は、高性能な「Core i7-1360P」プロセッサーを搭載し、市場想定価格は252,780円だ。一方、Core i5モデル「B5402FVA-KA0320X」は、「Core i5-1340P」プロセッサーを採用し、市場想定価格は230,780円となっている。
両モデルともに高い処理能力を持っているが、より高度な処理を必要とするユーザーにはCore i7モデルが、コストパフォーマンスを重視するユーザーにはCore i5モデルが適していると言える。
ビジネス環境の変化に対応する新たな選択肢
ASUSの新型ExpertBook B5 Flipは、変化するビジネス環境に柔軟に対応できる製品として注目される。360度回転する画面やタッチパネル機能は、オフィスでのデスクワークだけでなく、外出先でのプレゼンテーションや、在宅勤務時のビデオ会議など、様々な場面で活躍が期待できる。高性能と携帯性を両立させたこの製品は、今後のビジネスノートPCの新たな基準となる可能性を秘めている。
