エイサー初のChromebook Plus、14型「CB514」シリーズが登場 AIツール搭載で写真編集も自在に

    CB514-4H-N38Q
    画像:Acer Store(https://store.acer.com/ja-jp/acer-chromebook-cb514-4ht-n38q)より
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    エイサーがChromebook Plusラインナップを拡充

    日本エイサーが新たなChromebookシリーズを発表した。今回登場したのは、同社初となる「Chromebook Plus」の14型モデル「CB514-4H-N38Q」と「CB514-4HT-N38Q」の2機種だ。これらの製品は、6月26日より販売開始される予定となっている。

    「CB514-4H-N38Q」は法人向けに、「CB514-4HT-N38Q」はビックカメラグループやヨドバシカメラ、Acer公式ストア、そして法人向けに販売される。両モデルとも、最新のAIツールを搭載し、ユーザーの生産性向上を目指している。

    AIツールがもたらす新たな可能性

    Chromebook Plusシリーズの最大の特徴は、搭載されているAI対応ツールだ。これらのツールにより、ユーザーは従来以上に創造的な作業を行うことが可能となる。

    例えば、「消しゴムマジック」機能を使えば、画像から不要な要素を簡単に削除できる。また、「編集マジック」を使用すれば、写真を自由自在に編集することができる。さらに、「AI背景」機能を利用すれば、ユーザーの好みに合わせた背景画像を自動生成することも可能だ。

    これらの機能により、プロフェッショナルでなくとも、高度な画像編集や創造的な作業を手軽に行えるようになる。

    高性能ハードウェアがAI機能を支える

    両モデルの基本性能は同一であり、14型フルHD液晶ディスプレイ(1920×1080ドット)を搭載している。ただし、「CB514-4HT-N38Q」モデルのみ、10点マルチタッチ機能に対応しているため、よりインタラクティブな操作が可能だ。

    主要スペック

    CPUには「Core i3-N305」を採用し、8GBのメモリと128GB SSDストレージを搭載している。これらのスペックにより、AI機能を含む様々なアプリケーションをスムーズに動作させることができる。

    オペレーティングシステムには「ChromeOS」がプリインストールされており、Google製品との連携や豊富なアプリケーションの利用が可能だ。

    充実した接続性

    無線通信においては、最新のWi-Fi 6E規格に準拠した無線LANとBluetooth 5をサポートしている。有線接続に関しても、USB 3.2 Gen1 Type-Cポートを2基、USB 3.2 Gen1 Type-Aポートを2基搭載しており、多様な周辺機器との接続が可能だ。

    さらに、microSDメモリーカードスロットも装備されているため、ストレージの拡張やデータ転送も容易に行える。

    モビリティと長時間駆動を実現

    両モデルとも、約11時間のバッテリー駆動時間を実現している。これにより、1日中外出先で使用することも可能だ。

    本体サイズは326.87(幅)×20.5(高さ)×224.93(奥行)mmと、14型ノートPCとしてはコンパクトな設計となっている。重量も約1.43kgと軽量化されており、持ち運びにも適している。

    価格と販売戦略

    「CB514-4H-N38Q」の価格はオープンプライスとなっているが、「CB514-4HT-N38Q」は79,800円(直販価格)で販売される。この価格設定は、搭載されているAI機能や高性能ハードウェアを考慮すると、非常に競争力のある水準だといえるだろう。

    エイサーは、これらの新モデルを通じて、Chromebook市場でのシェア拡大を目指しているものと思われる。AI機能の搭載により、ビジネスユーザーや学生など、幅広い層にアピールできる製品に仕上がっている。

    市場への影響と今後の展開

    エイサーの新型Chromebook Plusの登場は、日本のChromebook市場に大きな影響を与える可能性がある。AI機能の搭載により、従来のChromebookのイメージを一新し、より高度な作業にも対応できるデバイスとして認知される可能性が高い。

    今後、他のメーカーもAI機能を搭載したChromebookを投入してくることが予想される。エイサーがこの分野で先行することで、市場でのポジションを強化できる可能性がある。

    ユーザーにとっては、より使いやすく、創造的な作業が可能なデバイスが手に入ることになる。特に、画像編集や背景生成などのAI機能は、ビジネスプレゼンテーションや学校のプロジェクトなどで大いに活用できるだろう。

    エイサーの新型Chromebook Plusは、AIとモバイルコンピューティングの融合を象徴する製品といえる。今後の展開次第では、PCの利用形態そのものを変革する可能性を秘めている。

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